TOKYO NEWS BOOKS
誰も語らなかったジブリを語ろう

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198645021
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

出版社内容情報

『風の谷のナウシカ』~『思い出のマーニー』まで 監督・押井守が語り尽くす、誰も語らなかったジブリ論

内容説明

ジブリ作品が今より10倍面白くなる!?痛快&ディープなインタビュー。スタジオジブリの劇場公開作21本。そして「これまでのジブリ、これからのアニメーション」まで押井守が語り尽くす。

目次

第1章 矛盾を抱えた天才 宮崎駿(スタジオジブリ設立前夜―『風の谷のナウシカ』;押井守的宮さん最高傑作!―『天空の城ラピュタ』;“作家”が目覚めるとき―『となりのトトロ』 ほか)
第2章 リアリズムの鬼 高畑勲(死とエロス―『火垂るの墓』;描きたかったのは農本主義!?―『おもひでぽろぽろ』;勉強家ですが、何か?―『平成狸合戦ぽんぽこ』 ほか)
第3章 ジブリ第三の監督たち(宮さんの匂い、消臭しました―『耳をすませば』;コピー品ですが、65億!―『猫の恩返し』;フェティッシュが足りない―『ゲド戦記』『コクリコ坂から』 ほか)
第4章 小さな巨人―スタジオジブリ(これまでのジブリ、これからのアニメーション)

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
映画監督。1951年生まれ。東京都出身。1977年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kumiko

44
以前通っていたお菓子教室の先生が、他のケーキ屋さんのことをけなしていて、その時何ともイヤ〜な気持ちになったのだが、そんな本。同業者の悪口を言う、それってつまり「ゲス」ってことじゃないですか?…でも確かに思い当たる節があり結局は面白く読んだのだけれど。確かにジブリ映画は印象的なシーンはいくつも思い出せるにもかかわらずストーリーはうろ覚えだけど。宮崎さん、また復活して自己満足感たっぷりの作品が出来上がるんだとしても、観ないでいる自信がない(笑)2018/03/27

あっか

44
ジブリアニメーターが語る、ジブリとジブリ映画の裏側。最近出たばかりの本です。趣旨的にも、全体的に気持ちの良い内容ではないけれど(笑)、そういう解釈もあったのかとか、わたし自身がジブリ映画に対して何となく抱いていた疑問に対してもズバズバ突っ込んでおり、エンタメ本として面白かったです。芸能人声優は違和感しか覚えないから、なんとかしてほしいなあー^^;2018/02/03

ぐうぐう

41
まえがきで押井守が言うように、確かにジブリ作品は批判に晒されない傾向がある(なぜなのかを押井は本書で詳細に解説している)。だったら、あらゆるバイアスを取っ払って、正直にジブリ作品を批評してみよう、というのが本書の主旨だ。だからといって、批判を前提としてはいない。その多くを押井は貶してはいるが、評価すべき箇所は素直に認めているのだ(例えば、宮崎駿の自然や身体的動作の描写力を手放しで絶賛している。が、ゆえに、観客の多くは、そのディティールの説得力にごまかされている、と指摘するのも忘れない)。(つづく)2018/05/26

クラミ♬

35
アニメを作り出す人は凄いけど、なんだか付き合うのはめんどくさそうな方ばかり…σ^_^;2019/10/18

Isamash

33
2017年出版の映画監督・押井守の著書(映画ライター渡辺麻紀との対談形式)。押井氏指摘通りジブリ宮崎駿監督作品の批判は殆ど目にしておらず、著者の批評は新鮮ではあった。要点を言えば、アニメーターとしては超一流でディテール描写は天才的であるが監督としての構成力は二流以下と述べ。また戦争反対のくせに空中戦が大好きな軍事オタクで矛盾を抱えていて映画にそれが反映しているとした。具体的に「千と千尋・・」では千尋とハクの物語が無自覚にセンとカオナシの物語に変わってしまい、ナウシカが敵を重機関銃を腰だめで撃つ描写を紹介。2021/11/23

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