山口組分裂と国際金融―インサイダーが明かすヤクザとカネと世界経済の関係

電子版価格
¥1,188
  • 電書あり

山口組分裂と国際金融―インサイダーが明かすヤクザとカネと世界経済の関係

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198642976
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0033

出版社内容情報

元金融ヤクザの猫組長と経済評論家の渡邉哲也氏が、激動の世界経済とヤクザ社会の変容から、驚きの儲けの手口までを完全公開!元山口組系組長で金融ヤクザだった猫組長と、エコノミストの渡邉哲也氏が、「カネから見た山口組分裂」から、ヤクザと国際金融のつながり、シノギの現状、トランプ大統領の誕生で起こっている地下経済の変化までを完全解説! タックスヘイブンを利用した国際マフィアの手口や、産油国を舞台に繰り広げられる暗闘、世界的な脱グローバルとヤクザ社会の変容など、知られざる裏社会と国際金融の関係を抉り出す。世界の潮流を表裏両面から読み解く異色作。

猫組長[ネコクミチョウ]
元山口組系組長。兵庫県神戸市出身。大学を中退後、不動産会社に入社し、その後、投資顧問会社へ移籍。バブルの波に乗って順調に稼ぐも、バブル崩壊で大きな借金を抱える。このとき債権者の1人であった山口組系組長を頼ったことで、ヤクザとしての人生が始まり、仕手戦やインサイダー取引などを経験。山口組分裂直後、「ツイッター組長」として情報をツイッターで発信し続けたことで話題となった。2015年に引退して堅気になる。タックスヘイブンにも複数の会社を保有しており、金融や経済の裏事情に精通している。「週刊SPA!」で西原理恵子氏とともに「ネコノミクス宣言」を連載中。

渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年、『本当はヤバイ! 欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。著書に『これからすごいことになる日本経済』『パナマ文書』(徳間書店)、『儲』『完全にヤバイ! 韓国経済』(三橋貴明氏との共著、彩図社)、『大恐慌情報の虚と実』(同共著、ビジネス社)など多数。

内容説明

ヤクザ社会の変容はなぜ起きたのか?金脈をめぐり内外で繰り広げられる熾烈な駆け引きの裏側。

目次

第1章 ヤクザとシノギの今(「暴力」こそがすべての根源だ;企業恐喝という虚業は不安定 ほか)
第2章 金融ヤクザの栄光と挫折(名跡「竹中組」の高い戦闘力と経済力の関係;金融ヤクザのファイナンス ほか)
第3章 ヤクザの海外投資の実態(第二次金融ビッグバンから海外投資に関わる;原油取引で大儲けした手口 ほか)
第4章 カネから見た山口組分裂の真相(山一抗争終結が生んだ山口組の変質;近代合理主義VS保守本流 ほか)
第5章 激変する国際金融とヤクザの将来(追い詰められるヤクザ;日本の金融規制の裏側と今後 ほか)

著者等紹介

猫組長[ネコクミチョウ]
元山口組系組長。兵庫県神戸市出身。大学を中退後、不動産会社に入社し、その後、投資顧問会社へ移籍。バブルの波に乗って順調に稼ぐも、バブル崩壊で大きな借金を抱える。このとき債権者の1人であった山口組系組長を頼ったことで、ヤクザとしての人生が始まり、仕手戦やインサイダー取引などを経験。山口組分裂直後、「ツイッター組長」として情報をツイッターで発信し続けたことで話題となった。2015年に引退して堅気になる。タックスヘイブンにも複数の会社を保有しており、金融や経済の裏事情に精通している

渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年、『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Honey

8
山口組、ヤクザ、暴力団…よく聞く単語でも、ぼんやりとしか知らなかった世界が、かなり分かった気がしました。そして、国際的な金融経済の流れとも連動している様子が、興味深い。というか、曲がりなりにも?筋を通す”ヤクザ”は縮小し、何の節操もない不良やグローバルマフィアみたいな勢力が拡大?あっちもこっちも、息苦しい世界になってしまっているような…やはり、日本古来のもっとゆったりした文化を世界に広めていかないと!2019/08/14

チョビ

6
今日も神戸が騒がしいですが、山口組の分裂は現在の政治経済の動静と切り離せないことを知ることは重要。またトランプ政権と神戸山口組の思想がシンクロしていることを理由に名古屋はいずれ…と願っている猫組長さんの意外な情緒と、世界を股にかけた経済ヤクザとして活躍をしていた姿は痛快。思うにヤクザは必要悪ということ。敬意を表せば悪いことにはならないのに、犯罪者扱いするから異常事態があれこれ降ってくるような気がした。今更いい時代に戻れるわけではないし、司組長のやってることは時代にあってるけど、なんかねーと思わせる。2017/09/13

幸冬

4
猫組長の対談形式。 暴力がヤクザの基本で、暴力を背景にスピードある経営判断できるとかはなるほどと思った。 原油との関連など、経済ヤクザはいろいろ手を出してるんですね2017/02/07

蛭子戎

3
山口組の歴史とマネーロンダリングの話。高度成長期に正業で儲けた金を海外で運用していたとか。タックスヘイブンにはイギリス系とアメリカ系があってイギリス系はダメになりつつあってその良い例がパナマ文書だとか。そんな感じの刺激的な話が多かった。猫組長がメキシコ行ったときのメキシコマフィアの話は怖かったw2017/05/31

yraurb

3
元インテリヤクザによる経済ヤクザのシノギを解説した本。山口組の歴史も同時に振り返っているので現在の分裂に至った経緯がよく分かる。それにしても現実に走り回っていた人による話は(いろいろオブラートに包んでありそうな気配がするとは言え)面白い。2017/01/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11271353
  • ご注意事項