出版社内容情報
中国バブルの崩壊はユーロの自壊へと発展した。世界の金融経済の水面下で起きているかつてない恐るべき経済変動を読み解く!
2016年は「恐慌2.0」の年として記憶されることになるだろう。年初からの中国株暴落から原油安、さらにユーロ不安へと発展した負のサイクルは金融市場をパニックに陥れた。日銀がついにヨーロッパに追随してマイナス金利を決定した。世界中がこれからマイナス金利になっていくだろう。デフレ恐慌への転落である。世界は、リーマンショックをはるかに超える悲劇の第2幕に突入する。ユーロ圏から近代資本主義の根幹がこれから崩れていくのである。
【著者紹介】
1952年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。クレアモント大学大学院修士課程を経て、ハーバード大学政治学部大学院博士課程退学。ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て1988年帰国。文化放送でパーソナリティー兼ニュースキャスター。また、明治大学、千葉商科大学等で、教鞭をとる。近年はYouTubeなどで、様々なメッセージの動画配信を行っている。テレビ朝日「朝まで生テレビ!」やラジオつくば「KENNY’sProject」などのテレビ・ラジオ出演も多い。1982年8月以来、発行している会員制情報誌「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」において、1990年代の日本のバブル崩壊、アメリカの株価上昇、2008年9月以来の世界金融恐慌などの予測を的中させる。近著に『紛争輸出国アメリカの大罪』(祥伝社新書)
内容説明
中国株暴落から、原油安、ユーロ危機へと伝播した負のサイクルは金融市場をパニックに陥れた。世界はマイナス金利からデフレ恐慌へと転落するしかなくなった。中国発のバブル崩壊はユーロへと連鎖―リーマンショックをはるかに超える悲劇の第2幕が世界を震撼させる!
目次
第1章 人類未踏のマイナス金利に突入した世界
第2章 ユーロ発の世界恐慌がやってくる
第3章 中国はすでに終わっている
第4章 人民元のSDR通貨採用という世紀のペテン
第5章 逆オイル・ショックが世界を襲う
第6章 金融正常化革命が起きている
第7章 国際FATCA体制でタックスヘイブンが消える
第8章 グローバリズムの終焉と国家の復活
著者等紹介
藤井厳喜[フジイゲンキ]
1952年、東京都生まれ。国際政治学者。早稲田大学政治経済学部卒。クレアモント大学大学院(政治学修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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