出版社内容情報
火山噴火予知連会長の緊急警告!もう富士山大噴火はいつ起こってもおかしくない。そのとき、私たちが生きのびるすべはあるのか
「もはや富士山がいつ太噴火を起こしても不思議ではない!」と警鐘を鳴らすのは、火山研究のトップで火山噴火予知連会長の著者。桜島、箱根、阿蘇、御嶽山など最近の火山活動の活発化が目立つが、むしろ本格化するのはこれから。近くに火山がなくても安心できない。想定されているのは都心部まで火山灰を降らせる大噴火。わずか数センチの火山灰で首都機能は完全麻痺してしまう!本書では、噴火災害の恐ろしさ、そして生き伸びる知識をやさしく解説。
【著者紹介】
東京大学名誉教授、火山噴火予知連絡会会長。NPO法人環境防災総合政策研究機構専務理事、環境・防災研究所所長、山梨県富士山科学研究所所長。「ミスター火山学」として有名な地球科学者・理学博士。マグマ学・岩石学の第一人者として火山研究の第一線で活躍。ピナツボや雲仙普賢岳、伊豆大島など国内外さまざまな火山噴火災害調査プロジェクトで中心的役割を果たす。東京大学大学院理学系研究科地質学専攻博士課程修了後、東京大学理学部地質学教室助手を経て、東京大学地震研究所助教授、同教授、同所長および東京大学理事・副学長を歴任し、現職。主な著書は『火山の大研究』(監修、ポプラ社)、『地震・津波と火山の事典』(丸善出版)、『火山と地震の事典』(大日本図書)ほか多数
内容説明
本書はいたずらに恐怖をあおるものではありません。しかし、迫り来る火山噴火のリスクを正しく認識し火山災害から身を守るすべを知っておくことがいまこの日本に暮らす人すべてに必要なのです。
目次
第1部 日本は大地動乱、火山噴火の時代に入ったのか(大地震は火山噴火を誘発する!?;いま、日本の火山は本当に活発化しているのか;富士山は「休火山」ではない;富士山のもっとも爆発的な噴火「宝永噴火」;富士山の火山監視と防災体制;いまも活発な火山活動が起こっている;2015年の箱根の噴火は危機的前兆なのか;最悪の被害をもたらすカルデラ噴火!生き延びるすべはあるか?;火山と噴火の基礎知識;噴火で何が起こるか、どんな災害につながるか;火山噴火の予知はできるのか;戦後最大の犠牲者を出した御嶽山噴火;火山噴火災害を左右するもの;御嶽山噴火をうけて強化される火山監視体制)
第2部 火山災害を生き延びるための知識と行動(コレだけは知っておきたい火山防災の基礎知識;イザというときに命と暮らしを守る火山防災の心得と実践;火山災害から身を守るために)
著者等紹介
藤井敏嗣[フジイトシツグ]
東京大学名誉教授。火山噴火予知連絡会会長。NPO法人環境防災総合政策研究機構専門理事、環境・防災研究所所長。山梨県富士山科学研究所所長。「ミスター火山学」として有名な地球科学者・理学博士。マグマ学・岩石学の第一人者として火山研究の第一線で活躍。ピナツボや雲仙普賢岳、伊豆大島など国内外のさまざまな火山噴火災害調査プロジェクトで中心的役割を果たす。東京大学大学院理学系研究科地質学専攻博士課程修了後、東京大学理学部地質学教室助手を経て、東京大学地震研究所助教授、同教授、同所長および東京大学理事・副学長を歴任し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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