出版社内容情報
なぜ日本では「愛国」の行き着く先が「属国化」なのか? 歪んだ思想・言論の本質を突く戦後日本論の白眉!
戦後からの脱却を掲げ、真の独立を目指す安倍政権。だが一方で同政権は、安保法制から構造改革、TPPまで、一層の対米従属路線へと突き進んでいる。なぜ日本では、自主独立を叫ぶほど属国化が強化されていくのか。そこには現実を見ない保守勢力と、それに依存するリベラルによる「キッチュ」(思考停止)という病理が隠されていた! 日本の保革構造からヘイト、カウンターまで、あらゆるところに潜む「キッチュ」の実態を暴き、真の日本の道を問う!
【著者紹介】
1966年東京生まれ。評論家。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。著書に、小説『チングー・韓国の友人』、評論集『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』『本格保守宣言』『夢見られた近代』、編訳書『フランス革命の省察』など。ラジオ番組を制作し、DJを務めた経験も。最近は社会分析とダンスの融合を試みており、インターネットに画像が配信されている。
内容説明
自主独立を目指すほどなぜ日本は完全属国化が進むのか。この国を覆う「キッチュ」という病の正体を暴く!日本に蔓延する思考停止によって「戦後脱却」が一層の属国化を導いている状況を分析、国としての真の自立の道を指し示す。戦後日本論の白眉!
目次
第1章 「戦後脱却」は属国化の道(「戦後」は果たして良いものか?;子分の立場を逆手に取って ほか)
第2章 理不尽の陰にキッチュあり(ホンネはみんな戦後継続?;自己絶対化にいたるパラドックス ほか)
第3章 思考停止と「戦後の始まり」(イモヅル式に深まる厄介さ;キッチュと思考停止 ほか)
第4章 不条理国家の見取り図(恐怖の視野欠損;「問題が見えない」という問題 ほか)
終章 筋の通った未来のために(放棄された自主独立のシナリオ;従属が無難でなくなる日 ほか)
著者等紹介
佐藤健志[サトウケンジ]
1966年東京都生まれ。評論家・作家。東京大学教養学部卒。1989年、戯曲「ブロークン・ジャパニーズ」で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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