息ができない

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198639716
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

得体の知れない不敵な中年男ユウヤ。冷酷無比の残虐性。正一は彼と北海道を目指す。際限なき殺戮と愛。冒険ハードボイルド傑作

今朝も建築現場に向かう正一。肉体を酷使する日々は際限がなかった。だが風采のあがらない中年男の出現で状況は一変する。繁みで女をレイプしていた彼の名はユウヤ。悪びれるでもなく車の運転を頼んできた。強引に押し切られてふたりははるか北海道に向かう。その先々でなぜか命を狙われる羽目に。冷静に返り討ちにするユウヤ。常軌を逸した残虐性に正一は絶句する。この男がすべての原因だ、そして殺人を愉しんでいる――。いったい何者なのか?

【著者紹介】
1967年山形県生まれ。高校卒業後、自衛隊入隊。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。『焔火』で小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。著書に『旅のおわりは』『光る牙』『オロマップ』『真夏のバディ』。

内容説明

今朝も建築現場に向かう正一。肉体を酷使する日々は際限がなかった。だが風采のあがらない中年男の出現で状況は一変する。繁みで女をレイプしていた彼の名はユウヤ。悪びれるでもなく車の運転を頼んできた。強引に押し切られてふたりははるか北海道に向かう。その先々でなぜか命を狙われる羽目に。冷静に返り討ちにするユウヤ。常軌を逸した残虐性に正一は絶句する。この男がすべての原因だ、そして殺人を愉しんでいる―。いったい何者なのか?殺戮と憎悪の物語。

著者等紹介

吉村龍一[ヨシムラリュウイチ]
1967年山形県生まれ。高校卒業後、自衛隊入隊。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。2011年に『焔火』で小説現代長編新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿呆った(旧・ことうら)

13
タイトル通り、息つく暇なく、なんやかんや引き起こっているアクションもの。図書館の新刊コーナーでget★2015/08/18

遊々亭おさる

13
肉体労働で体を酷使しながら孤独を生きる正一が出会ったのは、女を強姦したそのすぐ後で人懐こい笑顔を見せながら人の懐へするりと入り込むユウヤと名乗る中年男。そんなユウヤに魅せられて共に旅へと出かけた正一だったが、何故か行く先々で暴漢に襲われて命のやり取りをするはめになり…。著者初読み。全盛期の花村萬月さんを思わせる展開に期待を膨らませながら読むが、頻繁に描写される暴力は痛さが今ひとつ伝わらずユウヤの特異性がぼやけてしまったようで、タイトルほどの息苦しさは味わえず。温かくも悲しき家族の物語として読むべきか。2015/08/17

コリディ

10
5点。「光る牙」が良かったので、他の作品もと思って読みたい登録していたのがもう2年以上前。勝手に樋口明雄さん風かと思っていたのだが、本作は、花村萬月さん・平山夢明さん色が強く最後は船戸与一でした。ただかなり雑で無理筋が目立ち、上記作家さんに比べるとまだまだですなあ。2025/01/06

牛乳

4
ほぼ一気読み。話しの展開に勢いがある。ただそれだけ。内容はご都合的、突然過ぎ、用意周到すぎ、理解しながら読むと無理ゲー。ただ展開が面白いと思って読むのがよいと思う。内容はアレ。2016/05/16

とも

3
図書館本 初読み作家さん なぜか町田康を読みたくなった。2018/11/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9771474
  • ご注意事項

最近チェックした商品