恋したひとは車いす

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198639648
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

車いすの人にひとめ惚れ!結婚は、出産は、子育てはどうするの?
ふつうとは一味違う、世界一幸せな家族のものがたり。

その人とはテニスコートで出会った。 
出会った瞬間に、結婚するとわかった。
何もかも夢に見ていた、理想どおりの人だった。
たったひとつ、思い描いていたことと違ったのは、車いすに乗っている、ということ。
storys.jpで数万人が涙した、真実のラブ・ストーリー。

【著者紹介】
車いすテニスの取材を通じて、車いすユーザーの男性にひとめぼれ、両親や周囲の反対、葛藤を乗り越え、結婚にいたる。現在はバイリンガルなwheelchair-erの夫を持ち、08年生まれの息子、10年生まれの娘の二児の母で、フリーライター。

内容説明

好きになったひとが障害を抱えていたら、どうしますか?将来への不安、周囲からの反対、子育てへの思い。これは、「障害」を乗り越えて幸せを築いた、家族の実話です。

目次

第1章 高校生で脊髄損傷になって、軌道修正した彼の人生(出会いはテニスコート;バイク事故 ほか)
第2章 運命の出会い(車いすテニスとの出合い―妻編;はじめての取材 ほか)
第3章 誓いの言葉(バリアフリーな式場探し;主役は花嫁? ほか)
第4章 仕事と子育てと(夫婦の時間;親子の時間 ほか)
第5章 お父さんは車いす(ロンドンにも行きたい!でも…;子ども二人、車いすの夫と海外へ!? ほか)

著者等紹介

酒井朋子[サカイトモコ]
1973年生まれ、愛知県名古屋市出身。大学卒業後、会社員となり事務職を経験するが、スポーツメディアに関わりたいという思いから、退職してライター・編集者の道を志す。ライター養成学校時代の2001年に車いすテニスに出合い、2002年にテニス専門誌の編集スタッフとなって以降、車いすテニスを積極的に取材。2006年、独立しフリーランスのスポーツライターとして活動開始。2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドンと、各パラリンピックで車いすテニスを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

66
STORY.JPというサイトで綴られた実話です。好きになった人は留学経験があり、アメリカの大学を卒業していて、テニスをし、一流企業に正社員として勤めている。思い描いていた結婚相手と違っていたのは、障害者で車椅子に乗っていたこと。著者の旦那さんが、留学したのは、マイノリティーに対しての意識が薄くバリアフリー化が遅れている日本と比べて、アメリカのほうが過ごしやすかったから。東京オリンピック・パラリンピックを控える日本のバリアフリー化がどこまで進むのだろう?と率直に心配になりました。2016/11/23

mikan

53
お互いにいいパートナーに出会えたんだなと思いました。高校生の時バイク事故で脊椎損傷して胸より下が麻痺している彼もできないことを受け入れて出来ることを増やしていこうと考え努力し、アメリカに留学したり大学を卒業して、正社員として務めています。ライターの学校に通っていた朋子さんと車イステニスの取材で出会い結婚、仕事、出産、子育ての話が書かれていました。車イスの人たちの生活の様子とか大変な事も多いけど幸せな家族の様子が伝わりました。日本は、外国に比べてバリアフリー化がまだ遅れているんだなと感じました2015/09/23

でら

6
図書館でふと気になって手に取ったのですが、私にとっては結構響く所が多かったです。夫が事故を通して社会に恩返しをしようとする思考であったり、結婚式が自分たちのためではなく、お世話になった人々に成長の証として挙げるものだとか。 朋子さんと夫さん、どちらの考え方も非常に前向きで、レジリエントな考え方なので、自分もこの考え方を見習っていきたい。2021/02/07

あきこ

6
本屋さんの新刊コーナーで見かけて気になっていた。少し前まで車椅子ユーザーの方たちと関わる仕事をしていたこともあり読んでみた。朋子さんは旦那さんの人生はおもしろいと言っていたけど、私は奥さんである朋子さんの生き方もすごいな、素敵だな、て思う。一度はあきらめたマスコミの仕事に再チャレンジし、スポーツライターとしてしっかり身を立て、取材に臨む朋子さんの姿は生き生きとしていてかっこいい。バイタリティーあふれる旦那さんに負けず劣らず、朋子さんのフラットな心や育児、仕事に向き合うエネルギーはとっても魅力的だと思った。2015/09/12

このえ

4
★★★☆☆ スポーツライターの女性が車いすテニスの取材で出会ったのが彼だった。彼は高校生の時にバイクに乗っていて交通事故に遭い車いす生活になった。テニスコートでその人と出会った瞬間に、結婚すると思ったなんて、なんて運命的。車いす生活について、そして車いすでの競技について描かれている。国枝選手は以前から知っており、密かに応援している。東京パラリンピックまでに、障害者スポーツや環境がさらに改善されていることを願う。 2016/12/27

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