弁天の夢―白浪五人男異聞

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198639556
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

歌舞伎の大人気演目、「白波五人男」を時代小説にしてみたら……? 鬼才が圧倒的なスピード感で描く時代娯楽超活劇!

江戸に名をとどろかす怪盗団、駄右衛門一味。犠牲者を出さずに、悪事を働く大店から大金を掻っ攫う手口を称して、庶民から義賊と呼ばれていた。そんな駄右衛門一味にある日、侍殺しの嫌疑がかけられる。濡れ衣だった。事情を探るうち、駄右衛門は裏で暗躍する闇組織の存在に気づく。狙いは、駄右衛門一味殲滅。「売られた喧嘩は買わなきゃなんねえ」。闇組織との壮絶な戦いが始まった! 圧倒的なスピード感で描く時代活劇!

【著者紹介】
1976年福岡県生まれ。2008年「蛇衆綺談」で第21回小説すばる新人賞受賞。他の著書に『西海の虎 清正を破った男』『兇』『武士喰らい』『将門』等がある。

内容説明

江戸に名をとどろかす怪盗団「日本駄右衛門一味」に着せられた、侍殺しの濡れ衣。事情を探るうち、駄右衛門は暗躍する闇組織の存在に気づく。大老・井伊直弼の命を受けたその隠密の狙いは、一味殲滅だった―。温情賊徒・日本駄右衛門、美貌悪童・弁天小僧菊之助、変装名人・忠信利平、凄腕剣士・赤星十三郎、怪力無双・南郷力丸。五人が揃えば一味は無敵。真っ向から敵陣に斬り込む!超高速娯楽活劇!!

著者等紹介

矢野隆[ヤノタカシ]
1976年福岡県生まれ。2008年「蛇衆綺談」で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。ノベライズ、漫画原作など、意欲的に執筆範囲を拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

深青

21
超かっけええ!犠牲者を出さずに、懐に銭をたんまりと溜め込んだ悪徳大店のみ狙う盗賊一味。日本駄右衛門一味。義賊と称されていた彼らだが、ある日…侍殺しの疑いがかけられて。男達の意地の張り合い、ガチンコ勝負!戦闘シーンがスピード感があって、かっこ良い。それぞれの持ち味を活かした戦い方だったと思う。5人それぞれが仲間を大切に思っている辺りも胸熱だった。歴史の大きな流れに彼らも飲み込まれた形になるのだろうけど、彼らの堅い絆があれば乗り越えて行けそうな気がする。もっと彼らの活躍を読みたいと思った。2015/09/11

こうちゃ

16
図書館にてジャケ借り。歌舞伎の人気演目〔白浪五人男〕〔日本駄右衛門一味〕があの名台詞とともに江戸の街で大暴れ。侍殺しの濡れ衣。暗躍する闇組織の存在。〔売られた喧嘩は買わなきゃなんねえ。派手に行くぜ。〕殺すか、殺されるか、壮絶な戦いさえも”喧嘩”とよぶ男たちを圧倒的なスピード感で描く時代活劇。2015/08/07

サケ太

12
白浪五人男が幕末を舞台に暴れまわる。日本駄右衛門、弁天、十三郎、力丸、利平。己を貫く五人の男たち。敵は大老井伊直弼擁する隠密集団。その頭名無。盗人稼業、正義ではねえ、さりとて外道働きはしねえ意地と矜持でもって大敵に挑む様は痛快。戦いの中で己を見つめ直し、抗い続け、突き進む。それぞれの口上が熱い。キャラクターの掘り下げが不十分に感じる場面もあるが、熱い良い物語。2016/02/09

蕭白

6
主役が多すぎて少し焦点がぼけた気がしましたが、テンポ良く描かれていて楽しめました。2016/04/17

あいべきん

4
今日はねぇ、お買い物に行ってきましたよ。もうひょっとしたら今年いっぱい行けないかもと思ったら大爆発しちゃいましてw カートに山盛り買い込んじゃった。でも、無駄なものは買ってないっす。ま、本の感想とは何も関係ありませんw2022/09/07

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