内容説明
歴史認識を言えば言うほど韓国は自己矛盾に陥るしかなくなる。ウソで塗り固めた歴史があるかぎり韓国人の反日は終わらない。永遠にわかりあえない困った隣人の本当の歴史とは？
目次
第１章 歴史の主役になったことのない朝鮮半島
第２章 高麗はモンゴル支配の国だった
第３章 李氏朝鮮は停滞の五〇〇年だった
第４章 日本がいなければ大韓帝国はなかった
第５章 日露戦争の原因をつくったのも朝鮮だった
第６章 満洲事変の背景にも朝鮮人の存在があった
第７章 日本統治がなければいまの韓国の発展はなかった
第８章 南北に分断された朝鮮半島の悲劇
第９章 なぜ韓国人は日本を目の敵にするのか
著者等紹介
宮脇淳子［ミヤワキジュンコ］
１９５２年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士（学術）。専攻は東洋史。大学院在学中から、岡田英弘（現東京外国語大学名誉教授）からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、山口瑞鳳（現東京大学名誉教授）からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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TheWho
15
東洋史が専門の歴史学者である著者が、朝鮮半島の歴史を言及する一冊。朝鮮は、支那と同じく通史としての歴史が欠落し、それは歴代王朝が交代する度に歴史の改竄した為と云う。本著は高麗朝から現代迄の朝鮮の歴史とﾒﾝﾀﾘﾃｨｰを語っている。そして韓国が云う歴史認識とは、朝鮮の歴史を改竄する事により民族の劣等感を払拭するしかないと云う。それは現在の韓国の国情を明確に指摘している。本著は、決して嫌韓本ではなく、日本人自ら正しい朝鮮半島の歴史を認識する事の必要性を感じる一冊です。2015/07/18
Shinchan
12
著者の専門はモンゴル史。常に属国として生きてきた韓国の歴史をまとめた本です。韓国ではハングルは、挑戦で発明されたと言っているが、実はモンゴルのパクパ文字をもとに作られたもののようである。 世に多く出ている嫌韓本とは一線を隔す本だと思う。2015/10/23
軍縮地球市民shinshin
11
近代朝鮮史が中心の本。朝鮮半島は、歴史の主役に成り立つことができず、「場所」にしか過ぎなかった。それが悲劇だと著者は指摘する。今の韓国政府は漢字を学校教育で教えず、ハングルのみ教えていて韓国に行くと殆ど漢字は使われていいないが、そのハングルを普及させたのは日本人だった、という史実も指摘している。李朝時代はハングルは貴族からはオンモン（民衆の文字）としてバカにされていて、民間にほそぼそと広まっていたに過ぎなかったのを日本が併合後に教えたからだという。こういう史実は何故か日本でも教えられていない。2015/01/12
yyrn
5
朝鮮人が民族としてまとまるのは日本人が敵のときだけで、敵がいなくなれば国内の権力抗争が始まるという歴史が繰り返されてきたために誰が政権をとっても常に「反日」を掲げていなければ、わが身が危ない。その結果、国民が民族を意識すればするほど日本を敵と思うようになってしまっているというのだが、それが事実なら、まさしく悲しい民族だ。本書では朝鮮人は自分たちの主張を通すためならウソをつくことを悪と思わない（儒教思想の悪い面を持つ）民族だということを忘れるな、ということを様々な事例を引き合いに出して丁寧に警告してくれる。2015/04/30
yomihajime
4
モンゴル史の専門家が韓国の歴史について論じた本。韓国と中国の反日の原点が日清戦争と日露戦争であるということが理解できる。それにしても朝鮮の歴史は高麗時代や李氏朝鮮時代を通して元や明、清のいいようにやられた時代だということがわかる。日本は朝鮮半島の歴史を高麗時代から系統的にしっかりと教え理解すべきと思う。今の韓国の日本への対応の仕方が理解できるはずだ。中韓の歴史の理解は事実ではなく自らの正当性を主張するためにある。相手に阿る必要はまったくない。日本の朝鮮史の専門家たちが書けない著書。2015/02/17
