出版社内容情報
『所轄魂』第2弾。警部補の父親とキャリア警視の息子が、再び難事件に挑む。捜査を妨害する上層部、その背後に本当の敵が!
空き家から男女の白骨死体が発見された。そこには3年前まで老夫婦が住んでいたが、転居したあとの行方がつかめない。銀行口座を調べたところ、ネット経由で2000万円が引き出されていた。ほかにも高齢者が3組、同じように行方不明に。城東署の葛木警部補は息子のキャリア警視・俊史とともに捜査に乗り出すが、上層部はなぜか消極的。事件つぶしの疑惑に、所轄魂に火がついた。やがて浮かび上がった容疑者に、葛木父子と捜査陣は震撼する――。
【著者紹介】
1951年、千葉県生まれ。立教大学卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。近著に『逆流 越境捜査』『その峰の彼方』『遺産』など。山岳小説『春を背負って』が映画化され、東宝系公開中。
内容説明
江東区亀戸の空き家で完全に白骨化した死体が二体発見された。住んでいたのは八十代の老夫婦。検視官は二人とも他殺と断定したが、監察医務院は自然死と結論し、一課の管理官も事件性を認めなかった。城東署の葛木邦彦は、息子の警視庁特命捜査対策室管理官・俊史の協力を得て捜査に乗り出すが、本庁サイドの動きは鈍く、本来なら立ち上げるべき捜査本部を一向に設立しようとしない。やがて浮かび上がった敵に、葛木父子と捜査陣は震撼する。
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』(中央公論新社)で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールで冒険・謀略小説を、重厚で緻密な警察小説を構築する実力作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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