飛田の子―遊郭の街に働く女たちの人生

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198636517
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

飛田で働く現役「飛田嬢」の本音に迫った、衝撃のインタビュー集! なぜ彼女たちは、飛田で生きることになったのか?

これまで関係者全員が口を固く閉ざしてきた飛田新地の真実の姿を、元遊郭経営者の著者が赤裸々に明かし、各方面で話題となった『飛田で生きる』の待望の第2弾。前作では、飛田の仕組みや料亭経営のノウハウなどが描かれたが、今回は店で働く「飛田の子」たちの心模様を丹念につづった人間ドキュメント。彼女たちは、どんな気持ちで玄関の上がり框に座り、どんな気持ちで男たちに接しているのか。知られざる想いを圧倒的なリアリティで描き出す!

【著者紹介】
大阪府出身。繊維製品卸問屋勤務を経て、飛田新地の料亭経営者にへ。10年間店の経営に携わった後、名義を知人に譲り、現在女の子のスカウトマンとして活躍している。著書に『飛田で生きる』(徳間書店)

内容説明

街を歩く男たちに、目線を送って祈るんよ。さあ、私に恋して。私を、愛して。「飛田で生きる」女たちが、秘めた想いを初めて語った。元遊郭経営者による衝撃のドキュメント、第二弾!

目次

第1章 カナ
第2章 ナオ
第3章 アユ
第4章 メグ
第5章 リナ
第6章 カナとナオ
第7章 アユとメグとユリ
第8章 アユ

著者等紹介

杉坂圭介[スギサカケイスケ]
大阪府出身。繊維製品卸問屋勤務を経て、飛田新地の料亭経営者へ。10年間店の経営に携わった後、名義を知人に譲り現在女の子のスカウトマンとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

259
実際に飛田で働く女性を元経営者の著者の経験に基づき書かれた一冊。いろんな人いるなぁと言うのが思った所。2016/10/07

ももたろう

37
訪れる男はセックスを、働く女は金を、それぞれ求める。そんな「欲望むき出しの社会」が飛田。公にはされにくい社会で働く「女性」に焦点を当てて描いた本作は、その生々しさゆえに輪郭がはっきりとされ、人間の欲望について考えさせられる。前作と同様に、短編小説を読んでいる気持ちになった。男も女も欲望の奴隷になってしまっては人生を失う。欲望それ自体は決して悪いものではない。「過剰な欲望」に気をつけなければならない。今のところそういうのはないけど、改めて気をつけようと思った。そんな当たり前なことを改めて考えさせられた。2016/11/25

メタボン

36
☆☆☆☆ まるでドラマだなと思って読んでいたが、これが現実だと思いなおすと、何かやりきれなさを感じた。このような世界もあるのかとしみじみと思った。必要悪という言葉があるが、飛田という地もそのようなものかもしれない。学生バイトのユリに売り上げを抜かれ、嫉妬心に燃えるアユの様子は、なぜかアイドルを想像させた。ファンの気を引いて自分の立ち位置を優位にしようと一生懸命になるAKB48のようなあのアイドルの世界とも、何か通じるものがある気がする。店舗経営、人事運営という点でも、本書は示唆することが多かった、2016/01/07

キムチ27

33
感想ったって、余りに中身なく、つぶやきだけ。昔は読んだ黒岩さんの、作品群のほうがお薦め。余りに薄っぺらい〜女性自身、ポストに連載された文と同じ臭い。「遊郭の街に働く」と言っても、カナ、メグ、ユリ等にはそんな認識感じられず、ただ実入りが良く働ける座りで労働代を手にしているというニュアンス。昭和半ばにまであった色街なんて死語とちゃうかな。時代は流れ、性を巡り、需給バランスの果にある結果をノンシャランと文にしたら、こうなっている。情も無く、「人生を語る」には10年のスパンじゃ無理でしょ。 2018/07/11

Twakiz

31
こういう世界もある.そこに生きる人も経営者も女の子も(おそらくは客も.訪れたことないけども)いろいろの事情を抱えているのですね.コロナの時代この地はいまどうなっているのでしょう.2020/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7127147
  • ご注意事項