内容説明
いますぐ、マニュアルや公式を探すのをやめなさい。必要なのは、新しい「問い」の本質を見抜く力である。グーグルやヤフーを生み出したスタンフォードの数学思考。“The Math Guy(数学野郎)”の異名を持つカリスマ教授が教える超入門。本物の数学力とは、問いの本質を見出す力と、過程を適切に伝える力である。答えを急ぐな。「考え抜く力」を養え。
目次
序章 数学力は、手順ではなく、考える力
第1章 数学とはどういうものか?
第2章 数学で体得する言葉の正しい使い方
第3章 証明とは、論理的に立証し、人に伝える作業
第4章 整数・実数の不思議で、数学思考を体験する
補論 集合という概念を捉える
著者等紹介
デブリン,キース[デブリン,キース] [Devlin,Keith]
1947年イギリス生まれ。スタンフォード大学言語情報研究センターの上級研究員、研究センター長、数学科の名物教授。「マス・ガイ」の異名を持つ。メディアにも幅広く登場している
二瓶邦夫[ニヘイクニオ]
1980年千葉大学工学部卒業。米大手油田サービス企業に勤務した後、独立。第19回DHC翻訳新人賞優秀賞受賞。電子工学をはじめとする物理や経済、石油・天然ガス業界に関する知識、経済・金融等を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
9
タイトルではビジネス書に見えるが実は数学の本。序盤で大学数学(現代数学)がなぜ今日あらゆる分野で必要とされているかを説き、後は論理学、証明、数論などで練習。序盤だけでも十分読む価値がある本。今求められている能力は与えられた問題を解く「箱の中で考える」ことではなく、新しい問題を認識して分析する「箱の外から考える」こと。その能力を磨くためには現代数学を考えること。数学とは「する」のではなく「考える」もの。身につけるべきものは具体的なツールでなく「学び方」を学ぶこと。この本で求められているレベルは非常に高い。2016/04/03
おしるこ
1
原題が"Introduction to mathematical thinking"なのに何故この邦題?本著では正解よりも考えることに重点を置いてたはずだが… それはさておきこれは高校数学から大学数学の橋渡し的な内容であり、これから大学数学を学ぶ人にとっては良本だと思います。ただ問題に答えが載ってないためCouseraの授業を履修することをオススメします(答えの解説有り※ただし英語)!数学的厳密性に慣れるにいいと思いました。2013/09/15
neugierde
0
数学が得意でない人がはじめに手にとってはいけない本。問題に答えが載ってないのでより難しい。2015/07/03
Yuta Goto
0
なかなかに難しい。。考え方をつけるのには最適な本でした。夏にもう一回読むかな。。2014/05/06
結露
0
高校数学から大学数学への橋渡し的な本 命題はなんでありそれはどういう意味なのかを考えさせる本だと思った2014/04/19
-
- 和書
- 現代物理学