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内容説明
アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸に拡散した道を、1993年から2002年にかけて、逆ルートでたどった関野吉晴の「グレートジャーニー」。旅のハイライトを関野吉晴自らがセレクトした、グレートジャーニー決定版。
目次
マゼラン海峡―ほえる海
パタゴニア南部氷床―嵐の大地
アンデス高地―インカの村
アマゾン―探検の原点
ギアナ高地―原始の地球
オリノコ―密林の知恵
ダリエン地峡―治安最悪の国境地帯
アラスカ―野生動物の楽園
ベーリング海峡―ユーラシア大陸へ
北東シベリア・ツンドラ地帯―氷とぬかるみの大地〔ほか〕
著者等紹介
関野吉晴[セキノヨシハル]
一橋大学在学中に探検部を創設、アマゾン全踏査隊長としてアマゾン川全流を下る。その後医師となり、南米への旅を重ねる。1993年から2002年にかけて、アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸に拡散した道を、南米最南端から逆ルートでたどる「グレートジャーニー」に挑んだ。2004年からは「新グレートジャーニー 日本列島にやってきた人々」をスタート。シベリアから稚内までの「北方ルート」、ヒマラヤからインドシナを経由して朝鮮半島から対馬までの「中央ルート」、インドネシア・スラウェシ島から石垣島までの「海上ルート」を踏破。1999年植村直己冒険賞受賞。現在武蔵野美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
35
夏休み!お子さんと一緒に読まれてみてはシリーズの第4弾。いやいや、大人の方でもとても勉強になる本です。◆アフリカで誕生した人類が長い年月をかけ、ユーラシア大陸を経てアメリカ大陸まで拡散していった道。吉野さんが逆ルートで辿りました。◆チリ最南端のマゼラン海峡先のナバリーノ島は、もっとも遠く最南端まできた子孫・ヤマナ人の住処。このマゼランのシケだけを見ても自然の力に圧倒されます。シベリアのツンドラ地帯はエスキモーですね。ゴールはタンザニア、アファール猿人の足跡化石が。◆人間のスケールの違いに圧倒されます!2015/08/05
活字の旅遊人
30
子ども向けダイジェスト本。「グレートジャーニー」はバブルの余韻が残る日本で暮らす自分に喝を入れてくれた存在。関野さんの真似はできないけれど、人類の壮絶な旅の歴史を意識して生きようと思った。今改めて、新グレートジャーニーまで含めて振り返ると、世界情勢やらコロナやら、こういう冒険企画もタイミングだなあ、と。もちろんこの時だって、許可のおりない地域とかあったようで。そして本当のグレートジャーニーでは、目的地や期限もなく移動したのだろうから、実はこの企画とはかなり違うのだろうな。 2021/05/15
ぽけっとももんが
9
大冒険ダイジェスト。いろんな冒険を目次のように見ることができる。灼熱の砂漠、凍りつく平原、どこまでも続くぬかるみ。うーん、どれも嫌だ。ヒトコブラクダはおとなしく、フタコブラクダは気性が荒いそうですよ。フタコブラクダは途中餌がいらないのはいいけどね。トナカイのそりや犬ぞりはいいなぁ。2017/05/27
エチゴヤ
7
上野でやってたグレートジャーニー展に行ったことがあるので、ああ、あの展示の・・・とか、懐かしかったし展示をちょっと詳しく解説してもらってる感じで嬉しかった。これは図書館で借りたけど、あまりに内容がリンクしてるので、たぶん会場で売ってたんじゃないかな。 そういうさらっと全編を解説した入門編な感じの本です。2013/07/11
ころちくわ
6
子供向けに編集したものですが、大人もいっしょに楽しめます。世界一周を徒歩と自転車で制覇したんだから、すごい精神力と体力!そして冒険を続けるために医大に入りなおして医師の免許を取るというすばらしい頭脳の持ち主でもある。2023/04/24