内容説明
なぜ円が買われるのか?通貨の裏側に隠された本当のこと。
目次
序章 世界が評価する日本
第1章 日本人が誤解している「最強の債権国家」の実力
第2章 封印されてきた通貨高のメリット
第3章 末期を迎えつつあるアメリカ
第4章 見えた!ユーロの着地点
第5章 中国バブルが長引いているのはなぜか
第6章 日本経済が最強と言い切れるこれだけの理由
終章 日本の正しい選択
著者等紹介
岩本沙弓[イワモトサユミ]
金融コンサルタント・経済評論家・大阪経済大学経営学部客員教授。1991年より日・米・加・豪の金融機関にてヴァイス・プレジデントとして外国為替、短期金融市場取引を中心にトレーディング業務に従事。銀行在籍中、青山学院大学大学院国際政治経済学科修士課程修了。日本経済新聞社発行のニューズレターに7年間、為替見通しを執筆。金融機関専門誌「ユーロマネー」誌のアンケートで為替予想部門の優秀ディーラーに選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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手押し戦車
10
日本国債は日本国民の銀行貯金から国債を銀行が投資に回し貯蓄金利を払っているしかも、自国通貨建てで国債を買い入れて国内で消化出来てる国は唯一日本とカナダのみ他国は海外の投資家に売って外国借金を抱えて償還が来た時に払えなくなるとデフォルトする。日本は今、デフレ経済なので銀行が良い投資先が無いので国債を買っているが景気が良くなると国債金利は上がるが政府は国債を発行せずに済むので借金が減る。自国通貨建てでしかも金利が低く国内で国債を消化出来るのは国民の貯蓄率の強さが証明している。借金の裏には誰かの資産が増えている2014/09/23
yashiti76
5
4⃣日本国債は9割日本人が持ってるから、破綻はあり得ない!足りなければ資産も売れるし、お金を刷れば良い!アメリカは部分金本位制復活を狙ってる!ドイツはユーロ安を謳歌してるから、ギリシャ問題は抜本解決させない!など、面白い指摘が多数。2013/03/31
turtle
4
相変わらずバランス感覚の良い論旨は非常に説得力があります。 為替介入はやっぱり税金の無駄遣いにすぎませんよね。2012/09/25
MAYU
2
僕は経済問題についてまったくわかりません。新聞の経済欄を読んでもピンときません。そこで、少しは教養をつけなくてはと読んでみました。なるほどねー。経済のことに疎い僕は、岩本さんの言っていることに賛成も反対もできませんが、教養にはなりました。2012/10/02
kalo
1
『もうペーパーマネーでは駄目なのだ、という追いつめられた状態になった時に、救われるのは通貨発行量の少ない国ではないでしょうか。通貨を大量発行すればするほど、バブル崩壊後には強烈な経済収縮が発生するので、深い痛手を負うことになるでしょう。発行量が少なければ傷も浅くてすむはずです。』と本書にあります。現時点、アベノミクスで異次元の金融緩和に突入してしまった日本の将来が心配です。対外デフォルトはなくとも、日本政府としては、対内デフォルトを目指しているのではないでしょうか。2013/05/13