内容説明
「二重螺旋」シリーズ外伝。俺を煽った、おまえが悪いんだ―。兄・雅紀の視点で描く、実の弟への執着と葛藤の軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
34
甘味少量ながらも雅紀の尚ラブが一貫してて楽しめた。本編ではどろどろえろえろな執着愛垂れ流しの雅紀だし、甘々なのはキャラコレの番外編で読んでるのでたまにはこういった静かに紡がれる話もいいなぁと。本編エピの別視点の描写や本編では描かれていない過去といった補足的意味合いも含む番外編というのが好きなので満足!雅紀が生まれて間もない尚人に「ナぁオ」って呼びかけてるとか、雅紀を見初めた加々美の心の揺さぶられっぷりだとかニンマリするシーンも多々♪そして高校時代の雅紀に良い友人たちがいたことにはホッとした。←母親的心理w2012/07/01
キキハル
33
まさか番外編が出るなんて。思いがけないボーナスをもらった気分です。ほとんど雅紀視点で書かれた4編は、子ども時代から現在に至るまで。彼の原動力が尚人だということが良くわかります。尚人は生まれた時から特別な存在だったのですね。(どこぞの3兄弟よりもすごいかも?) そして加々美さんとの運命の出会い編が新鮮でした。加々美さんって器が大きくて、それなのにお茶目で、さすがはトップモデルを張るだけのことはあるなと思わせてくれます。一冊丸ごと満足した後には、再読連鎖の罠が待っている~~~(笑)2012/06/28
GREEN
26
久しぶりに再読。まーちゃんのモデルになる為の加々美との出会いが良かったです。そうか。変装してバイトしてたんか。と改めて納得。それにしてもいつ読んでもいい作品ですね2015/06/01
みずほ
25
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 二重螺旋シリーズ番外編。雅紀視点の4つの短編集。雅紀一家がまだ幸せだった頃の思い出編。加々美との出会い編。尚人への欲望を持て余していた頃の雅紀編。そして両想いになった現在のラブラブ編。尚人誕生のときから、雅紀にとって尚人は特別の存在だったことがわかる短編で、この二人は前世でもきっと恋人同士だったに違いない!と思わせた(笑) 楽しめたけれど・・・この内容をなぜ単行本で出版する必要があったのだろう。文庫本で十分だったと思う。1年に1冊ペースなのだから、本編を進めていってほしい2012/07/01
ふみ
25
満足の1冊でした♪何より口絵の二人が素敵すぎてウットリ…お話もまーちゃん視点で短編4話収録され満足でしたが、イラストも大満足~出来たらもうちょっと挿絵が入っているとヨカッタなぁ^m^最初のお話は、祖父のお葬式で、何年かぶりに再会した、従兄弟たちに絡めての思い出話でしたが、小6のまーちゃんも今と変わらずブレてない(尚も裕太もかな)…加賀美さんとの運命的な出会い編、尚人への劣情を持て余し悩み苦しんでいた編、ラストは「睦言」で締められていました…また、本編も再読したくなっちゃった(二重螺旋のループだぁ^m^)2012/06/26