内容説明
「オノコロ島ラプソディ」容疑者には鉄壁のアリバイ。国産み神話の淡路島で、火村を待ち受ける奇天烈な事件。「ミステリ夢十夜」有栖川有栖は近ごろ怪夢を見る。火村と彼を次々と不可思議が襲う夢だ。今夜もきっと…。「高原のフーダニット」弟を手にかけました…美しい高原を朱に染めた双子殺人事件は、一本の電話から始まった。透徹したロジックで犯人に迫る、これぞ本格=フーダニットの陶酔。ミステリ界の名手、初の中編集。
著者等紹介
有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。書店勤務のかたわら89年『月光ゲーム』で鮮烈にデビュー。以来、本格推理の旗手として日本のエラリー・クイーンと称される。03年『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で本格ミステリ大賞を受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
169
これ以前の火村シリーズの長編八冊、短編集十一冊を全て読んでいる人向けな感じかな。自分は全部は読んでいないのでシリーズキャラクター総動員されても残念ながら気がつかなかった。(笑)2015/07/27
ダイ@2019.11.2~一時休止
140
作家アリスその20。短編集。ショートショートの詰め合わせみたいなミステリ夢十夜がよかった。2013/10/22
扉のこちら側
133
初読。オノコロ島はまさかの移動に驚き、夢十夜はアリスらしいおかしな夢にニヤニヤし、高原は双子殺人の真相に悩み、楽しめた。特に夢十夜は夏目漱石好きとしてわくわく。火村のたそがれ仮面を想像するとときめく。2013/02/08
nobby
129
作家アリス20作目は100頁中編3つ、いや1つは10頁ショート10個の寄せ集め(笑)田舎が楽しいと描く2篇はオノコロ島(淡路島)に架空の風谷高原を舞台として何だかのんびり気分。何と言っても〈喫茶・お食事&INN 風谷人〉でフーダニット(Whodunit)とは恐れ入った!その割にガチガチのアリバイ崩しや火村の恐ろしいまでに犯人を追い詰める様など結末は衝撃度高し!一方で、全て「こんな夢を見た。」から始まり何でもあり展開が続く「ミステリ夢十夜」その手があったか!③福男を争い④真犯人と疑われた行く末がまた何とも…2023/01/19
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
103
【図書館本】犯罪学者火村先生と作家有栖川の名コンビ。今回は中編が三作というか中編二つとショートショートが10編。「オノコロ島ラプソディ」火村の旅行先、淡路島で起こった殺人事件。容疑者には鉄壁なアリバイが。アリバイ崩しのミステリーだけど、結果はバカミス?「ミステリ夢十夜」こんな夢を見た。で始まるミステリーショートショート。ちょっとファンタジックな世界。このシリーズは時々こういう変化球もあって楽しい。「高原のフーダニット」一本の電話から始まる双子殺人事件。うーむ。とはいえ、安心安定のシリーズ物ではある。★★★2018/07/26