内容説明
ちいさなくらいあなのなかで、ぬくぬくあんしんしてねむっていた7ひきのなかまたち。でも、みんなはだんだんおおきくなって、あるひ、とうとうあなのそとに!ようし、あたらしいいえをさがしにしゅっぱーつ!7ひきのなかまたちが、力をあわせて、海こえ山こえ、だいぼうけん!イギリス気鋭の絵本作家アレクシス・ディーコンとヴィヴィアン・シュワルツが贈る楽しさあふれる絵本です。
著者等紹介
ディーコン,アレクシス[ディーコン,アレクシス][Deacon,Alexis]
イギリスの絵本作家。ブライトン大学でイラストレーションを学び、2001年に主席で卒業。翌年『Slow Loris』でデビュー。ロンドン在住
シュワルツ,ヴィヴィアン[シュワルツ,ヴィヴィアン][Schwarz,Viviane]
ドイツ生まれ。ファルマス美術大学でイラストレーションを学ぶ。在学中に、文章を書いた絵本『はなおとこ』(ジョエル・スチュアート絵/偕成社)でデビュー。2011年ブックトラスト絵本新人賞受賞。ロンドン在住
木坂涼[キサカリョウ]
埼玉県生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。1987年、詩集『ツッツッと』で第5回現代詩花椿賞受賞。1997年詩集『金色の網』で芸術選奨新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
41
小さな暗い穴のなかで育った7匹の仲間たち。体が大きくなり、新しい家を探す旅に。見たこともない場所、海や山を越え(本当は違うけれど・・そこが面白い)、勘違いしながらの冒険の旅がとっても愉快。2020/03/15
たーちゃん
28
小さな穴の中に住むたぶんねずみの仲間達。住処の穴が狭くなって移り住む穴を探すことに。ねずみたちの一生懸命さが可愛かったです。ねずみにとっては犬も怪物に見えますよね。息子は「ティラノサウルスきちゃったよ!」と言っていました。最後のページは予想外!2021/01/02
たまきら
23
せっま~いけれど居心地が良かった家をはなれ、旅に出る彼ら。ふと思い出したのが、「井の中の蛙大海を知らず」。そしてそのあとの言葉「されど空の蒼さを知る(天空の深さを知る、もいいですよね♡)」を思いました。影を見ないものに不幸は訪れない…そう信じたくなるほほえましい絵本です。娘さんは「イミフ(意味不明)」…。2021/04/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
暗い穴の中で仲良く育ってきた7匹の仲間(ねずみかな?)は、体が大きくなり窮屈になったので新しい家を探しに旅に出ます。人間の目から見たらすぐそばなのに、7匹にとっては大冒険!私たちの身近にあるものが次々とあらわれ、思わずクスッとしています絵本です。見つけた新しい家は、それはそれは壮大なものです。2020/12/11
遠い日
7
七匹の仲間が大きくなったので、小さな暗い穴はぎゅうぎゅう。新しい家探しはまるでコントのような運びで、こわごわ、ぞろぞろ。あくまで穴にこだわった結果、結構な冒険もしてたどり着く。ものすごい勘違いだが、7匹、とっても気に入ったみたい。最後にじわっとくる笑いがたまりません。2018/04/12