内容説明
ニュートリノが光速を超えた!この結果に科学者は冷ややかだが、とてもありえないだろうと思われていたことを覆してきたのも、科学の世界。もはやSFの世界に入っているといわれる現代物理学の最先端を楽しんでしまおう。
目次
1 ニュートリノが光速を超えた!(相対性理論と今の物理原則;衝撃的な実験結果;それは本当なの?とは言えても、全否定はできない ほか)
2 タイムマシンで時間旅行できる日は来るのか(未来に行くタイムマシンは、もうできている!?;浦島太郎のタイムスリップも話は同じ;タイムマシンで過去の世界に行くには? ほか)
3 超光速ニュートリノで何が変わるか?(超光速ニュートリノとタイムマシン;5次元の世界を通って近道したのかも?;超光速ニュートリノと超新星ニュートリノ ほか)
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
1960年、東京都生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。カナダ・マギル大学大学院博士課程修了。理学博士。ノンフィクションとフィクションを股にかけるサイエンス作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
6
この話、確かに昨年の秋に一般紙にも載りましたねぇ...それがちょっと行き過ぎているのでは???と感じた著者が、普段は日本人がノーベル賞を取っても出さない緊急出版を出した...という事らしい...確かに、当時はちょっと騒ぎ過ぎという気はしましたが、ミニブラックホールの生成実験の時と同じく、現在ではそれなりに落ち着いているのかな...いや、まだまだか...2012/02/25
りゅん2005
2
ニュートリノとかスーパーカミオカンデとかなぜか言いたくなる!エキゾチックな物質もなんなんだ的ワクワク‥ちょっとだけ私、頭よくなった気分♪凡人の私にも読みやすかったです!やっぱりタイムマシンのとこはワクワクした!!ここは飛ばして次にいっていいよとか最高!私も超じゃないけど光速で読み終えました_(..)_2019/07/01
lotta7
2
光速を超える物質発見と訂正のニュースは記憶に新しい。緊急発売された本書のタイトルは、著者の懸念通りに誤りだった事が判明しています。それを差し引いても、超ひも理論などがイラストでザックリ説明されていて楽しめた。「相対性理論の枠内だから、可能性は零では無い」そんな無茶な。2013/08/26
yoshiakikushida
2
超光速で読み終わったw逆に相対性理論のすごさを感じてしまいます。ニュートリノは研究されてこれからどうなるのでしょうか。これをきっかけに横目で見守りたいと思います。連続・栗本薫さん!2013/07/30
yuk0
2
学べるニュース「ニュートリノ」編。実は、世界の物理学者はこんな風に見守っているんですよというくだりが面白い。日本のカミオカンデは追試に臨むのか・・・ある程度の道筋が確定される10年後を楽しみに待とう。タイムマシンの論文があることは初めて知った。物理の世界は面白いなあ。2012/02/22
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