明日はちがうわたし

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198632663
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

日替わりで他人にのりうつって暮らすわたし。毎日誰かの心と体を借りて生きている。自分が何者なのかもわからない。異変は不意に訪れた。「あんた、きのう俺だったでしょ!?」目の前の少年はそう言って、ある提案をする。それはわたしが初めて接した人の優しさだった。切ないけど元気がもらえるスイートファンタジー。

著者等紹介

半田浩恵[ハンダヒロエ]
石川県生まれ。広告プロダクション数社を経て、フリーランス・コピーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirune

37
読み始めていきなりDVの暴力描写があって気持ちが挫けそうになったけど、その後面白くなって一日で読み切ってしまった。毎日違う誰かの中に入って一日をやり過ごす名もない彼女、その彼女に入られたことをきっかけに 彼女を助けるために調査し捜索する純太、千紗、トリシアは堅い絆で結ばれていき生涯の仲間となっていく。彼女に関わるみんなが優しくて誠実で温かい、心温まる話しでした。2021/09/26

ひめありす@灯れ松明の火

27
意味深なタイトルに、ワカマツカオリさんの装丁も可愛らしく、期待して読み始めました。純太の理論的だけど、今一つ大人になりきれない。どこか他人を頼って甘えて、誰かを切り捨てても許されると思っている子供な部分があるところが可愛かったです。これは毎日違う人生を生きている『私』の物語。それは特別な誰か。この物語の主人公だけじゃない。私達は毎日毎日、少しずつ色々な事を知って、いろいろな判断をして、いろいろな人に出会って。毎日毎日、昨日とは違う私を生きている。明日は違う私。2012/02/03

keith

18
日替わりで他人の身体に乗り移って暮らす「わたし」。自分が誰かも、いつまで続くのかもわからない。そんなわたしの目の前に「あんた、きのう俺だっただろう」という少年が現れる。毎朝、目覚めると見知らぬ人の身体にいるという設定はすごく面白い。しかし、それゆえに非常に分かりにくい。結局、「わたし」は誰だったのか、ようわからん。2018/05/15

@com

5
設定が面白かったので他の展開でも面白かったかも・・・2012/01/13

夏花

4
純太、千紗、トリシア。毎日別の誰かになって目覚める”わたし”がこの三人にのりうつったことで始まった彼女を救うための物語。特に純太は彼女が救いを求めているとのりうつられたときに感じていて、彼の前から彼女が消えてから八年間、ずっと彼女を探し続けてきた。そして彼女のアンカーになって、自分自身も彼女に救われた。愛されている、愛していると思えた人たちのもとに帰れた。やっと自分は自分として、自分の物語を歩ける。スイートファンタジーでした。2014/06/27

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