内容説明
こねずみのチュウくんは、このごろわくわくしています。だって、もうすぐおたんじょうびがくるのですから。「あといくつねたらおたんじょうびになるの?」チュウくんがまいばんたずねるたびに、おかあさんとおとうさんのこたえは…?おたんじょうびが待ち遠しくてたまらないすべての子どもたちに贈る、英国生まれの優しくてかわいい絵本。
著者等紹介
スチュアート,アンバー[スチュアート,アンバー][Stewart,Amber]
英国で編集者として働くかたわら、絵本の文章も手がけている
マーロウ,レイン[マーロウ,レイン][Marlow,Layn]
大学で美術史とイラストレーションを学んだのち、『Words about Pictures』という作品を制作。図書館で働き、子育てを始めてから、絵本という形式の魅力に目覚め、幼い子ども向けの絵本を作りはじめる。現在は、英国のハンプシャーで夫とふたりの子どもと暮らしている
ささやまゆうこ[ササヤマユウコ]
笹山/裕子。上智大学外国語学部英語学科卒業。新聞記事の英訳の仕事などをしたのち、フリーの翻訳者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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くぅ
31
楽しいこと、その楽しさ嬉しさを知っていればこそ尚更待ち遠しくなるもの。この絵本を笑ってみている息子の顔を見れば、コロナ禍で制限が多い中でも彼にとって今年の誕生日も楽しく嬉しくなったようで、それが母にとってはとても嬉しかった。来年の誕生日もまだかなぁ?って楽しみに、一年元気に過ごそうね。挿絵の草花がとっても素敵でした!(4歳0ヶ月)2021/05/09
Kumiko
21
もうすぐお誕生日の次女に読んであげようと思って借りてみた。お母さんに抱っこされてる子ネズミの絵が何とも言えない。お誕生日を迎える本人ももちろんとっても楽しみなんだろうけど、その準備を一つ一つしながら当日を迎える親の気持ちはきっと、それ以上。大きくなったなあ、とか、生まれてからもう○年かあ、とか思いながらプレゼントを選ぶのは親の特権ですね。そんな幸せがこのネズミ夫婦からも透けてみえる。次女のテンションも、もちろん上がりまくりでした。2016/07/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
ネズミのチュウくんが待ちわびているのは秋の気配を感じる自分のお誕生日。あとなんにち?と毎日期待して夢はどんどん膨らんできます…。2023/04/26
ニャーテン
8
秋に誕生日を迎える息子にぴったりのお話だった。チュウくんの誕生日を控えてドキドキソワソワする気持ちや今年の誕生日が過ぎたらすぐまた来年の誕生日が待ち遠しくなる気持ちに自分の子ども時代を思い出したり、2歳11ヶ月の息子の気持ちへと思いを巡らす。サプライズも楽しいけど、チュウくんファミリーのように一緒にお誕生日の準備をしていくのも、これはこれで思い出に残るワクワクだなぁ。2018/09/24
いろ
5
息子5歳BDに因んで♪ 誕生日を楽しみに待つ小ねずみと,誕生日に備え準備しながら温かく見守る両親の様子を描いたお話。繊細な草花や優しい表情の小動物達が魅力的。母親が坊やの肩と足に手をやり抱っこしてる姿と,抱っこで安心しきった坊やの表情にキュンv 父親が「誕生日プレゼント作るの間に合うかな?」と心配して言うのに対し,お母さんが「大丈夫。」と答えながらも「間に合いますように。」と心の中で祈る場面にクスッw 誕生会が終わった夕方に小ねずみが尋ねる言葉で,どんなに誕生日を満喫したかが伝わってきて,ほっこり^^2013/02/18