内容説明
谷川俊太郎がおっぱい、そして女性への賛歌を詩作、伴田良輔が現代日本女性の乳房写真をコラボレーションした作品集。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京都生まれ。52年、初の詩集「二十億光年の孤独」を刊行。以降、詩人、絵本作家、翻訳家、作詞家、脚本家として幅広く活動中。主な著書に、詩集「世間知ラズ」(萩原朔太郎賞)、「私」(詩歌文学館賞)など、訳書に「マザー・グースのうた」(日本翻訳文化賞)など、作詞に「月火水木金土日のうた」(第4回レコード大賞作詞賞)など
伴田良輔[ハンダリョウスケ]
1954年京都府生まれ。作家、写真家。近年は映画も監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寛生
50
【図書館】伴田が撮ったおっぱいの写真から、谷川が詩を謳う。男も女も、赤ちゃんも大人も、おっぱいはいつもすべてを、そして皆を抱きしめる。谷川がおっぱいに顔を渦くめて謳う。おっぱいの写真を見ながら、こちらも思わず微笑む。おっぱいから歓びの声を詩人は聴く。おっぱいは「たいせつなおくりもの」であり、「いのちはぐくむいずみがわいている」。やわらかなおっぱいのかたちに、やさしさを感じる。谷川の「唇はとても忙しい」。「乳房と腿のあいだを行ったり来たり/その合間に言葉を発したりもするのだから」と謳う。(女にー48頁)2014/06/03
ととろ
2
うまいこと表現するなあ。なるほどなあ。2014/12/12
牛乳石鹸
2
とてもあたたかく、やさしく、守られているような気持ちになる詩集というか写真集というか絵本というか。女の子だったら自分の身体が愛おしくなると思います。谷川さんが全身全霊をこめておっぱいを賛美している!2011/12/11
そとみ
1
伴田良輔氏撮影の女性の胸の写真に谷川俊太郎氏の詩が添えられている、詩集。これは、読む人それぞれに思いを抱く1冊だと思う。くすっと微笑ましく、そっと胸を張りたくなったり、失ったなにかを手繰れそうな気がしたり。思わず自分の胸に手をあててみたり。老若男女問わずお勧め。2017/02/13
カニ
1
いくつになっても男にとっての乳房は、永遠の憧れです。2016/02/22