内容説明
人生は一回切りの即興演奏、ジャズ界の巨匠が放つ文字による交響組曲・全8楽章。50歳で取った運転免許、仰天のロングドライブ顛末記、俳句とジャズについての考察、囲碁界との接触、ジャズ界の巨人達とのエピソード、祖父から受けついだ薩摩気質、ジャズとは何かという講演など、疾風怒涛ジャムセッションの日々。超絶の痛快エッセイ。
目次
第1部 咄嗟の組曲
第2部 人間楽章
第3部 スケルツォ楽章
第4部 プログラム楽章
第5部 講演・受賞騒動・コメント楽章
第6部 思い出の物体とその波紋楽章
第7部 旅とブログ楽章
第8部 コーダ
著者等紹介
山下洋輔[ヤマシタヨウスケ]
1942年東京生まれ。1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォーム演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。以降、日本ジャズ界の第一人者であり、名エッセイストとしても数多くのファンをもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sivad_smiles
3
寄せ集めったら失礼ですが、山下さん70近くなっちゃったのね。「ピアノ弾き飛んだ」よじれ旅なんぞから読んでますが回顧録に感じてしまったのは俺だけか?木喰・ミナのセカンドテーマなんて喜んで聴いてましたが、こっちも年取ったわけね。2011/01/16
あっちゃんのパパ
2
評価=3:昔は山下洋輔の著作を嬉々として読んだものだが、この新刊ではそれがほとんどなくなっていて残念だった。人は皆年を取ると常識人になってしまうのか⁈2010/12/13
マサ
1
どこかで読んだことがあるものもあるが、やはり面白い。特に第2部、人間楽章のいくつかの追悼文は心にしみる。2017/07/16
ぱらっぱ
1
この本はなんだ。断簡零墨まで集めてまるで個人全集の別巻みたいじゃないか。山下洋輔のものならなんでも読みたいという人向けの本。2015/06/29
kuwagata
1
初期の頃のぶっ飛んだ面白さは影を潜め、大人しい文章ばかりなので、物足りなさはある。けれど山下洋輔節は随所に見えるような気もする。2011/02/25