マルカの長い旅

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198629816
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

内容説明

見知らぬ場所に一人取り残され、飢えや寒さに耐え、生き抜いていくマルカと、娘を取り戻そうと苦闘するハンナ。実在のユダヤ人女性の戦時中の体験に基づき、娘と母の双方の視点から再びめぐり合うまでの日々を描く、ドイツの実力派作家による心にずしりと響く感動の一冊。10代~。

著者等紹介

プレスラー,ミリヤム[プレスラー,ミリヤム][Pressler,Mirjam]
1940年、ドイツのダルムシュタットに生まれ、養父母に育てられる。フランクフルトの芸術大学で造形を、ミュンヘンで語学を学んだ後、一年間イスラエルで生活。帰国後、さまざまな職業をへて、1980年、初めての作品「ビターチョコレート」(さ・え・ら書房)を発表。以来、多数の話題作を送り出し、数々の賞を受賞している実力派作家。創作活動以外に、翻訳者としても高い評価を得ている

松永美穂[マツナガミホ]
愛知県生まれ。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科独語独文学専攻博士課程満期退学。早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

35
ナチス支配下、弾圧を逃れるためポーランドからハンガリーへの過酷なユダヤ人母子逃避行を描く。母と離れ離れとなった末娘・マルカ(7歳)の壮絶生活と驚異の生命力。彼女の行方を必死に捜す母・ハンナの焦燥。母と長女・ミンナとの葛藤。児童小説くくりの本作だが、そんなくくりが嘘のような読みどころ多数の力作。舞台地は当時はポーランドだが今はウクライナ。現在の係争地の複雑な歴史事情も垣間見られる。2023/01/08

koji

22
訳者の松永美穂さんの「ラヴォツネのコーヒー」(12/18付日経新聞文化欄)は、訳者が10年位前本書の舞台のラヴォツネ(ウクライナ)を訪れた時の現地の人との心温まる交流と現下の紛争との鮮やかな対比を描いた好エッセー。この文章に触発され本書を読みました。粗筋は、ユダヤ人迫害により故郷を追われた母子が途中で離ればなれになる中、7歳のマルカが飢えや寒さに耐えながら長い旅の末母と再会する迄を描く物語。本書の凄みは、お涙頂戴にしない所。極限の状況下互いに探し求める母子の人間性が崩れていく緻密な描写が息を呑みます。良書2023/01/09

ぱせり

14
ただ、生きろ生きろと願いながら、ひたすらページを繰りながら、生き抜くために、ごっそりとそぎ落とされていくものにぞっとする。人ってなんだろう。一方で、このただならぬ緊迫感の中での母と16歳の娘のぎくしゃくした関係があまりに現実的すぎてむしろ非現実的に感じるようでした。否応なしにばらばらになっていくもの、必死につなぎとめようとするもの、そして、何よりも生きること人であることを、強く激しく問いかけれられているようで、正直目をそらしたくなる。2010/08/17

Alm1111

13
第二次世界大戦下。ポーランド南部の村でユダヤ人の強制移送が始まる。ユダヤ人のハンナは村でただ一人の医者。彼女から親切にされたドイツ人将校が耳打ちする「今すぐ逃げて」。ハンナは着の身着のまま16歳のミンナと7歳のマルカを連れて国境を越えるが、途中のハンガリーの村で高熱に倒れたマルカをユダヤ人一家に預ける決断を迫られる。だが一家は保身のためマルカをゲットーへ放り込んだ。マルカと別れ苦悩するハンナ。母に反発する思春期のミンナ。状況を理解できないまま殺戮のゲットーに遺されたマルカ。三者三様の生きる闘いが描かれる。2024/10/20

ハル

12
ユダヤ人狩りから逃れるため、何の準備もしないまま国境の山々を超えてハンガリーに逃げることになった母娘。主人公の7歳の少女マルカは途中病気になり母ハンナと姉ミンナと離れ離れになってしまう。ここからマルカは一人きりで生き延びる壮絶な日々が始まる。10月から3月までの長い期間生き延びたマルカはラストで母に再会するが、ある意味ここが一番残酷で辛いシーンになっている。マルカの受けた傷がどれほど深く、またマルカの旅がまだ終わっていないことを知る。強いストレスを持ちながら一気にこの本を読んだ。2012/10/07

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