内容説明
西日本国際空港で開催が予定されている『魅惑のジュエリー展』。展示の最大の目玉は、純金の女神像。だが、伝説的なテロリスト、フランチェスコ・アウレリオを名乗る犯罪者の狙いは、女神だけではなかった。標的は、西空を守る世界最先端の施設警備システムROMESと、その天才運用者・成嶋優弥。十余年前、ROMES開発の裏で起きた裏切りの連鎖が、今回の事件を招いたのか?人ゆえの情と思いがけない行動に、ROMESと成嶋の知が試される―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
52
初読。2014年1123冊め。空港防衛システムROMES、シリーズ2作め。伝説的テロリスト、純金の女神像。さすがにシリーズ化すると06は何度も出せないよね。成嶋は相変わらず謎。2014/12/10
kei302
49
成嶋、主人公だけど ちょっと苦手。 シリーズ1作目では機械みたいな印象、 天使みたいな顔をして実は腹黒い(黒部評)そうで、 人間味を感じるようになってきた。 最新鋭の警備システム愛は解き明かせないと考えるようになってきたし、次が楽しみ。 リョウが無事に逃げ切れてホッとした。彼女がこれからは平穏に過ごせますように。 2021/04/22
ぺんぎん
29
犯人側がじわじわ下準備を行う前半の緊張感と成嶋とROMESが動き出してからのスピード感が面白い後半。今回はROMESより砂村とハルの活躍が大きかったような。田尻とリョウの結末がやるせない。2012/12/13
がらは℃
23
ROMESが生まれる過程にある闇は興味深かった。けど、テロリストグループが自滅していったのが。。。あとハル(犬)の登場が少ないのが残念。そして楽しみにしていたロメス(子犬)の登場がなかったのがもっと残念だったなあ。2010/05/09
朱音
18
前作よりこなれてきてわかりやすくなった感じ。登場人物になじんできたのもあると思うが、犯人側や事件が理解しやすいのもよかったのだと思う。ROMES本体としては前作の方が活躍していたけど、ハルががんばっていたから満足。しかし砂村君にも何かあげたいかも。あと、ハルの子供の話はどうなったんだろう?2010/01/05