内容説明
「イッショニ、クラシテクダサイ」見知らぬ外国の女に突然声をかけられた独身中年男は、断りきれずに家に連れて帰るが…(「ブログの女と、星空と」)。往年のハワイアンバンドが数十年ぶりに結成。亡くなったメンバーの代わりに、新しく加わった青年のとまどい。(「みんなのサンセット」)。娘が押入れから見つけてくれた古い日記。この中にどれだけの忘れてしまった自分の人生があるだろう(「日記で逢いましょう」)。演歌歌手から「情念の手紙」のメッセンジャーを頼まれた少年。吹雪の中、遭難しかけたが、町の嫌われ者の画家に救われて…(「しもやけの唄を聞いたころ」)。中世ブームに乗って、東ヨーロッパへ取材に訪れたトラベルライター。そこで暮らす日本人女性との不思議な体験。(「言い忘れてさようなら」)。晴れ着姿の成人式を、素直に喜べない20歳の女性。写真館に向かう途中、川に流される鹿に遭遇する。(「珠洲と写真館」)。可笑しくて切なくて、ちょっぴり心にしみる、6つのささやかなラブ・ストーリー。
著者等紹介
イッセー尾形[イッセーオガタ]
1952年福岡県生まれ。様々な人間の日常の一場面をリアルに演じる一人芝居で人気を得る。近年は欧米でのライブツアーを行い、高い評価を受けている。年間100回を超えるステージをこなすかたわら、映画・テレビ・CMに出演、エッセイ・小説の執筆活動も意欲的(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
林 一歩
タカラ~ム
山崎ジョー吉@waii
アスタラビスタ