内容説明
選挙コンサルタント会社を経営するぼくのところに、ある日、依頼が舞い込んだ。依頼人はバツイチの日米ハーフ女性・錦織摩理亜。山陰の地方県議を辞め参院補欠選に出馬を決意したという。DVから逃げてきた女性たちと農場で乳製品を作りながら、選挙を支えるネットワークを作っていた。敵は日本一の後援組織“ヤグラ”を誇る与党大ボスの子飼い。カネも看板も地盤もない無力な女性候補が、ヤグラ相手にどう闘えるか。地方選挙を通して“まつりごと”のありようを描く痛快政事小説。
著者等紹介
三輪太郎[ミワタロウ]
1962年名古屋市生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務。90年「『豊饒の海』あるいは夢の折り返し点」で群像新人文学賞(評論部門)受賞(本名で)。07年2月、「ポル・ポトの掌」(日本経済新聞出版社 第1回日経小説大賞佳作受賞)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にこにこ
7
女のパワーを見くびってはいけません。保育園のおかあさん達も力を合わせたらなんかビジネスできそうな気がするもん。さらっと読めました。2010/10/10
メロン
2
地方の選挙はどこもそんな感じか。結局、善戦がいいとこか。後半失速した感が拭えないが、面白く読めました。最後、いらなかった感じがしたな。2014/01/24
ico
1
人に進められて読んだ。マリアの性格がなかなか良くて、楽しく読めたが最後は少しもったいないような展開だったのがちょっと残念。
Hattolis
1
後半、やや尻すぼみ感が。前半が面白いだけに、、、でも興味深く面白く読めました。2009/01/16
最終バック九番手
1
ページは次々にめくらせるけど最後は強引に着地させようとしたあげくの空中分解って感じ・・・・伏線はがんばって回収してある・・・・参考文献:あり・・・・第1刷:2008年10月31日・・・・本体1700円2009/01/15
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