内容説明
「ぜーんぜんなーんにもおこらないんだ、この町じゃさ!」たいくつして、ふきげんな男の子が、あきカンをけりました。すると、カンは…ビューンととんで、ねていたネコにあたり…、フギャー、ジャバッ、わーあ!町じゅう、てんやわんやのおおさわぎ。ちょっぴりレトロな絵がおしゃれな、ゆかいなアメリカの絵本。5さい~。
著者等紹介
ローゼンタール,マーク[ローゼンタール,マーク][Rosenthal,Marc]
デザイナー、マンガ家、子どもの本の挿絵画家、絵本画家として、幅広く活躍。「DIG!」「THE ABSENTMINDED FELLOW」(共に未訳)など、多数の子どもの本を手がける。1930~60年代のアメリカンコミックや絵本を思い起こさせる、レトロでポップな絵が高く評価されている。現在は、妻、息子のウィレムとともに、アメリカ・マサチューセッツに住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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試行錯誤中の子ども本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
20
空き缶を蹴っ飛ばしたら、それがきっかけで町はとんでもない混乱が始まりました。その凄さに驚きながら、全くそれに気づかないでぶつぶつ言っている少年との対比が面白く感じました。 それでもねこが空から降ってくるハッピーエンド。 少年の不平が一気に収まるところが笑えました。2019/01/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介されていた本。 『あと10ぷんでねるじかん』などユーモアたっぷりの徳間書店の絵本。これもユーモアいっぱいだな、と期待どおりでした。この町じゃなんにも起こらなくてつまんないと歩く男の子。知らないのは(気づかないのは)男の子だけで、町中大さわぎになっています。どこからか飛んできた猫缶から始まり、猫缶で終わるエンドレスな展開。男の子だけではなく、犬やねこなども追っていくとなお楽しめます。2021/01/10
遠い日
17
自分が起こした騒動をつゆ知らず、「こんな町、つまんない!」とぼやき続ける少年のすぐそばで、後ろで、それはそれは大変な事態が次々と連鎖していくおもしろさ。コメディの基本ですが、いくつもの「大変」が重なっているところが、おもしろさを掻き立てる。2016/02/03
ケニオミ
12
何にも起こらない退屈な街に住んでいると思っている男の子。あまりのつまらなさに、落ちていた空き缶を思いっきり蹴とばします。その缶が連鎖反応を起こし、街にひと騒動が持ち上がります。その騒動に気付かない男の子との対比が面白い絵本です。さあて、明日思いっきり空き缶を蹴ってみましょうかね。2016/12/24
jenny
8
562冊目 いつも「つまんない」「何したらいい?」と聞いてくる6歳長男へ。ケラケラ読んでました。前を向けばいろいろ見えてくる? #2歳 #6歳 #8歳 #読書 #絵本 #児童書2023/09/16