内容説明
かわうそのロロくんには、たったひとつ、できないことがありました。それは、およぐこと。「およげないかわうそなんて、きいたことがないよ」とおともだちにいわれて、ロロくんがしょげていると、あるひ、おねえちゃんが、いいことをおもいついてくれました…。「できないこと」があってなやんでいるすべての子どもたちに贈る、英国生まれの優しくてかわいい絵本。
著者等紹介
スチュアート,アンバー[スチュアート,アンバー][Stewart,Amber]
英国で編集者として働くかたわら、絵本の文章も手がけている
マーロウ,レイン[マーロウ,レイン][Marlow,Layn]
大学で美術史とイラストレーションを学んだのち、『Words about Pictures』という作品を制作。図書館で働き、子育てを始めてから、絵本という形式の魅力に目覚め、幼い子ども向けの絵本を作りはじめる。現在は、英国のハンプシャーで夫とふたりの子どもと暮らしている
ささやまゆうこ[ササヤマユウコ]
笹山裕子。上智大学外国語学部英語学科卒業。新聞記事の英訳の仕事などをしたのち、フリーの翻訳者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
18
返却棚で。今、つくっている手づくり絵本が、泳げるはずのものが泳げない話なので、タイトルから似た設定だとわかり、気になった。諦めずにコツコツやれば、できるようになる。家族が温かく励ます。わかりやすい展開で、親子が安心して読める感じ。絵もかわいい。私の作品は全然違う展開なので、こういう方がいいのかな、と、ちょっと考える……。まあ、どれが一番ってことはないのだけどね。2015/07/10
ゆき
16
出来ないことも諦めずちょっとずつ出来ることを増やしていくとやがて出来るようになる。毎日コツコツ頑張ることが大切。2019/08/15
あおい
11
かわうそのロロくんがたったひとつできないこと、それは泳ぐ事。みんなにバカにされても家族が温かく包んでくれる。ちょっとずつできる事をふやしていけば難しい事もできるようになる。諦めずに努力したロロくん立派。2019/06/16
ろくべえ
7
〈公図〉★★★☆☆ 小学低〜ママやおねえちゃんの言葉がちょっとストレートな教訓口調なのが残念。ただ、おねえちゃんの助けの中でだんだん泳げるようになっていくロロくんの姿がとっても可愛く、絵がとてもほのぼのと美しいのがこの絵本の教訓色をやわらげてくれる。今のシーズン、泳げないことに落ち込んでいる子どもたちへの励ましになるかもという点で、季節限定で読んであげたいと思える本。2015/07/06
退院した雨巫女。
7
《書店》カワウソくん、唯一できないのが、泳ぐこと。練習って、大事ですね。2015/02/19
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- 和書
- 手で考え足で思う