内容説明
夢を見た。そこには森林と水路があり鬱蒼としていた。それが、全ての始まりだった。マリは四年近く働いていた会社をリストラされてしまう。金なし、キャリアなし、男なし。未来の展望はゼロだった。どんなものでもいい、何か明るい未来が信じられる拠り所が欲しかった。そこで知ったのが、奄美大島に多くいるとされている神様(ユタ)の存在。マリは押さえられない衝動を胸に、ひとり島へ旅立った。そこでマリが出会った人たちは…?輝く未来とか、美しいものとか、確かに掴めるものが欲しかったわけじゃない。ただ、あなたに会いたくて。ときに厳しく、ときに優しく、少し不思議な旅物語。
著者等紹介
佐伯紅緒[サエキベニオ]
東京都生まれ。東京女子大学文理学部卒業後、百貨店、秘書、モデル、舞台女優を経て、2006年9月「エンドレス・ワールド」(世界文化社)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しょこら★
2
人との出会い、関わり。運命なのか偶然なのか…それでもきっと、意味のないことなんてない。奄美大島の、大自然、不思議な神様、力強い女性たちに導かれ……爽やかで前向きになれそう。2011/06/23
ぎょり~
1
無駄な出会いなどこの世にはない。これだけ多くの人間がいる中で、人は何か意味があってお互いに出会っている。だから、たまには「いけ好かない」相手との出会いがあってもいい。2008/05/18
リコラ
1
手作りガイドブックを読んでる感じ2008/06/03
かなこた
0
ふーん、て感じ。 ジャケ借りして、途中で辞めるのが悔しくてなんとか読了。 悪くはなかったです。 あんまり主人公に魅力を感じませんでした。 ただ、ミドリさんとのこじれとかモヤモヤみたいなものには少し共感した。2014/09/22
u_ro2
0
図書館でなんとなく手にとった本。最初は入り込めず、読み終わるのに時間がかかってしまった。でも最後の方で、これは今、私が読むべき本だったと思った。やっぱり『出逢い』は必然なんだなー。2011/11/09