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食物のある風景

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198623029
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

祖父・古今亭志ん生、父・金原亭馬生という落語界の名門に生まれ育った著者が食物を通してつづる人生の出逢いと別れ。

目次

1 わが街の記(谷中っ子;東京有情;区境育ち ほか)
2 食物のある風景(マッチャンばあばの「らふてぃ」;夏の風情は屋形船にどぜうと冷や汁;ガラス越しのマロンパフェ ほか)
3 志乃の沖縄ノート(「ぜんざい」立志伝;沖縄「ぜんざい」のルーツ;“千日”の春子おばあさん ほか)

著者等紹介

池波志乃[イケナミシノ]
女優、エッセイスト。東京都出身。父は十代目金原亭馬生、祖父は古今亭志ん生という落語界の名門に生まれ、俳優小劇場養成所を経て新国劇に入る。73年ドラマ『女ねずみ小僧』でデビュー。74年NHKドラマ『鳩子の海』で注目され、以後『悪魔の手毬唄』『鬼平犯科帳』など映画、テレビドラマ、舞台で活躍。無類の読書好きにして日舞などの伝統芸能に造詣が深く、墨絵などの絵画と料理の腕はプロ級。一年の半分以上は沖縄に住み、2005年には沖縄ミュージシャンを支援する音楽事務所「オフィスSHINO」を設立した。夫君は俳優・中尾彬(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

20
初志乃さん。旦那の舌の影響もあり、かなり舌が肥えていると感じた。文章の書きっぷりが潔くて読んでて小気味良い。ちょっと沖縄料理に傾倒しているのか、沖縄料理の話が多いが、しかしよく知らなかった沖縄料理に詳しくなって良かった一面もあった。お薦め2019/08/05

kuukazoo

13
お名前しか知らなくて(中尾彬の奥様ということも知らず)女優さんの書いた食べものエッセイかーと軽い気持ちで手に取ったら、古今亭志ん生が祖父、金原亭馬生が父という落語家の名門に生まれ、とあって驚き、谷中千駄木など馴染みある地名も出てきて引き込まれて読んでしまった。幼少の頃のお正月のことなどを噺家の口調で書いているものもあってユニーク。沖縄の”ぜんざい“や野菜、料理についての章もかなり詳しく興味深かった。2023/10/07

relaxopenenjoy

2
アンソロジーお弁当より。読みたい登録消化。中尾さんの奥様ということしか知らなかったですが、谷中育ち、祖父、父とも落語家の江戸っ子。3姉妹の長女ということで勝手に親近感。お酒もお好きなよう。とにかく粋で姉御肌なイメージだった。東京會舘のお祭りのことは、どこかで聞いたことあると思ったら、「小さいおうち」だった。ご主人のことを「亭主」と呼ぶのも粋である。沖縄の食材や泡盛は馴染みがないけれど、奥深い世界を知ることが出来た。ぜんざい食べてみたい。挿絵はご本人、書はご主人による。2020/03/09

春風ヒロ

1
昔ながらの江戸っ子の食卓というか、その雰囲気が伝わってくるようなエッセーだった。

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