内容説明
私の中の怪物が、目を覚ます。少年愛、ストーカー、心中、幼児嗜虐…俊英が放つ、哀しくも切ない、愛の風景。
著者等紹介
前川麻子[マエカワアサコ]
1967年、東京都生まれ。舞台・映画女優。2000年「鞄屋の娘」で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
就寝30分前
17
短編集でサラサラと読めますが、途中で止めました。他の本を前に、この本を今読む必要がなかった。売春婦になるのが夢の女性だの、無意識で彼氏を殴る蹴る女性に、それを喜ぶ彼氏だの、全く理解できないし面白くない。帯の「私の中の怪物が目を覚ます。」、好いキャッチだったんだけどな。2016/01/14
チェス
6
続いていた3作は面白かったかな。あとはちょっと。無意識に入院させてしまうほどの暴力って。 図書館本。2019/05/11
kiki
3
深く暗く重く。1%納得。でも確実に在る1%。性癖になると法に触れなきゃいいかも。一方ではなく双方ともに幸せで。2015/12/07
syachi
2
1%、そういうことね。かなりハードというか、想定外な部分もあるというか。「芽吹く」の芽吹いたものは明日からの毎日がどれだけ穏やかでも自然に枯れてくれないというのは良くわかるかも。2014/11/24
カズキ
1
なんか思ってたのと違う短編集。 多分言葉遣いやチョイス、作風からして同じ人が書いている。 一つ一つ繋がっているところもあるけれど関係ないところもある。 深く読んでいるともしかしたら全部繋がってたのかなとも思う。 愛やSEX、ロリータ コンプレックスなど様々な人間の暗い部分にフォーカスした本。 まぁわからんでもない。 元カノがメンヘラだったけど書いていた小説はどこか明るかったからもしかしたらこの人は明るい人なのかも でも僕の年齢(25)で書ける小説などたかがしれている 人生経験があまりにも無いとその時思った2020/07/05