内容説明
「もののけ姫」「平成狸合戦ぽんぽこ」「耳をすませば」「千と千尋の神隠し」「猫の恩返し」「ハウルの動く城」。スタジオジブリ作品を支えた、アニメーション背景美術の技法と表現。
目次
第1章 もののけ姫
第2章 平成狸合戦ぽんぽこ
第3章 その他の作品
第4章 技法や表現以前のことについて
対談 男鹿和雄×田中直哉
著者等紹介
男鹿和雄[オガカズオ]
1952年2月29日秋田県生まれ。高校卒業後、デザイナー学校へ進学。1972年に、アニメーション背景美術の会社である小林プロダクションに入社。テレビシリーズ「樫の木モック」で初めて背景を手がける。以後、数多くのテレビシリーズ、劇場映画に携わる。スタジオジブリ作品には、映画「となりのトトロ」の美術監督で初参加し、以後ほとんどの作品で、美術監督・背景美術を手がけている。現在はフリーで、アニメーション作品の背景美術はもちろん、絵本の執筆、イラストレーション、挿絵、エッセイなどを手がけるなど、幅広いフィールドで活躍を続けている。現在、宮沢賢治原作『種山ケ原の夜』のDVD絵本の制作に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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中玉ケビン砂糖
39
母の日に。2023/05/14
ちゃこばあ
32
ジブリ映画には世界に誇れる美しいものが沢山あるけれど、その背景画を描かれている男鹿和雄さんの画集です。そして描き出す技法も紹介されていて見事です。こんな絵が描けたらいいなあ…って見ているだけで満足です。2015/09/07
はなちゃん
8
そうかポスカラで描いてるのか…。作業工程の写真も載っていてなるほどと思いますが、男鹿さんの邪魔をしないためか横から撮影しているので若干見づらい…。とそんな細かいことまで言いたくなるほど、じっくり見てしまいました。テクニックもさることながら、スピードにも感嘆しました。2015/11/17
袖崎いたる
5
ジブリの人。関心を持つというのは、対象を別様に変身させる欲の名でもある。2018/04/15
文太
4
男鹿和雄氏の画集の2作目。本書では男鹿和雄氏の技法を後世に伝えるため、惜しみなく男鹿和雄氏の技法を説明している。門外漢な私にはなかなか難しい話ではあったが、その技法ひとつひとつにより、素晴らしい作品が生まれているのがよくわかった。男鹿和雄氏の作品はいつまでも眺めていられる。2021/02/16