内容説明
皇位継承問題、会社法改正、中国のガス田開発、歴史教科書と中国・韓国の反日気運、そして少子化の不安…、内と外から日本を揺るがすこれら一連の出来事は、相互に関連がないように見える。しかし、その背後には「敵を見ようとしない日本人」の姿が見え隠れしてはいないか。立ちすくむ民族の性根を鋭く見据え、戦後六十年の空白を撃つ警世の書。
目次
第1部 平成十七年(二〇〇五年)(民族の生命力をいかにして回復させるか―性と政治の関係;領土問題―和を尊ぶ日本的美質ではもう通らない;皇位継承問題を考えるヒント―まず天皇制度の「敵」を先に考えよ;ライブドア騒動の役者たち―企業、司法、官庁に乱舞する無国籍者の群れ;怪獣は四つの蛇頭を振り立てて立ち現われた;アメリカとの経済戦争前夜に備えよ―日本の資本主義はどうあるべきか;韓国人はガリバーの小人;第四次世界大戦に踏みこんだアメリカ―他方、北朝鮮人権法で見せた正義)
第2部 平成十三年(二〇〇一年)(歴史の矛盾;文部省、約束を守ってください;売国官庁外務省の教科書検定・不合格工作事件;われわれのめざしたのは常識の確立;『新しい歴史教科書』採択包囲網の正体;平和のままにファシズム)
付録
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家
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感想・レビュー
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