内容説明
真上から太陽が照りつけて、殆ど人通りのない、崩壊した国の道路を、私は大好きな資本主義の象徴のような、プラダの新作のラバーソウルのブーツで歩いていく。この空気を一世紀前、ドストエフスキーも吸ったのだ。もしかしたらトルストイやチェーホフや、プーシキンも!あたしの名前はロリータ℃。ロリータの温度、という意味。文豪たちのいた都市にふさわしくあたしも物語を語り始めよう。あたしの知っていた、ある多重人格者の探偵をきどっていた男の物語を。
著者等紹介
大塚英志[オオツカエイジ]
1958年(昭和33年)8月28日生まれ。筑波大学卒業後、フリーの編集者として『リュウ』『少年キャプテン』『漫画ブリッコ』『コミックコンプ』等のまんが雑誌を手掛ける。80年代末から、作家、まんが原作者、評論家として活動。『戦後まんがの表現空間』でサントリー学芸賞受賞。学習院女子大学非常勤講師。批評誌『新現実』を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
2
一応、読破…。え~っと、昔(80年代)欧米SF界でムーブメントとなったサイバーパンクの、その一部の流れを受け継いだような感じの作品(フォロアー)、とでも表現すればいいかな? サイバーパンクの作風のうちの、退廃的な部分(これがドラッグに結びついた?)と暴力的な部分に、ファンタジーの要素を付け足した(しかもドラッグによるもの?)感じ。正直、理解出来ない世界が展開されていて、オススメできない感じです。2011/08/29
hakurou
1
多重人格探偵サイコのパラレル版のような感じだった。笹山さん以外はほぼ登場。 「ぼくはぼくの人生の主体性としてゲイであるだけなんだ。ところで君はアイデンティティと呼べる、確実なものを心に持っている?」という台詞が印象に残った 2017/11/27
北白川にゃんこ
1
なるほどサイコじゃねーの。確かにビルドゥングスロマン。何の価値も意味も無いが(本文風のコピー)2016/03/03
たま
0
不必要なグロテスク表現が不快。ロリータ世界を凝縮した世界観を追っていたはずなのだが途中で脈絡がなくなってしまった。あったとしても私には読み解けなかった。2009/02/26
すあま
0
『僕は天使の羽根を踏まない』を読みたくて、しかし手に入らないから代わりに読んで諦めようと思って。それなのにかえって読みたくなった(T-T)『多重人格探偵サイコ』のスピンオフらしくてそっちも読みたくなった。伏姫麒麟かわいすぎる。/ 平成初期のライトノベルってほんと独自の色があるよね。作者が評論もする人だから尚更なのだろうか。危なっかしい女の子が出てきて、女の子も文章もなんかとろけそうな感じ。今だってODやら何やらは流行って(?)るけど、当時は今より色々緩かったんだなあと思わされる。2025/12/18
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