内容説明
港ヨコハマを、はみ出しマル暴が奔る!管轄を荒らす奴は誰だ!?警察小説の新境地を拓く書下し長篇。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。78年、在学中に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。卒業後、東芝EMIに勤務、ディレクター、宣伝を務めたのち、作家に。現在日本推理作家協会常任理事、日本冒険作家クラブ代表幹事、日本ペンクラブWiP(ライターズ・イン・プリズン)委員長。自ら空手道「今野塾」を主宰
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
31
印刷所を経営する男が暴力団関係者に脅され、それを警察が捜査に乗り出していきました。勧善懲悪的なストーリー展開で、すっきりした読後感でした。2012/10/18
ちゃんちゃん
25
未読のシリーズを始めから。マル暴の諸橋は両親を暴力団に殺されており、強い信念をもって事件を追う。ヤミ金の取り立て屋を調べていくうちに意外な事実に直面する。城島、笹本、周りのキャラも楽しめます。当時からは、随分状況も変わってしまいましたが、それはそれで面白い。次作も楽しみ!2019/08/23
くまんちゅ
25
暴力団と持ちつもたれつの関係を書いたマル暴の小説が多い中、この小説の主人公諸橋は自分の過去のことも相まって暴力団は絶対許さない主義を貫く。そんな諸橋に警察官としての誇りを感じた。城島とのコンビもナイス。頼りないイメージの倉持だが最後に意外な活躍を見せてくれる。暴力団とはかかわりのない人生を送りたいものだ。2011/01/26
いくお(Ikuo Nakao)
19
みなとみらい署暴犯係シリーズの2003年初版本。2時間刑事物ドラマを観ているような展開で気分転換にちょうどよい。実際読むのも2時間だし。自分に根気つめて読書する時間の余裕がないときに迷わず選ぶことのできる作家さんがいるってイイね、と思いました(あたりはずれはありますが)。しかし、登録数少な~い(笑)隠蔽捜査や安積班もかなりいいですが、あまり広まってないシリーズを発掘して読むのもいいと思いますよ。登場人物では諸橋&城島コンビもいいけど、キャリアの笹本と最強倉持が好きです。2014/06/21
calaf
18
諸橋、城島を中心とした、横浜みなとみらい署暴力犯係。一般市民のために彼らが働く・・・2015/05/05