内容説明
名探偵は御機嫌が悪い。永遠の宿敵からの挑戦状も来ていない。名探偵は退屈に一番弱いのだ…。著者作曲のオリジナルCDをもとに、新たに書下した“ノスタルジック浪漫”を5篇収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぬのさと@灯れ松明の火
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良くも悪くもベタな栗本薫ワールド。本人は自分の作曲について自慢していますが、客観的にはどんなものだったんでしょうねえ?2011/07/27
MAY
1
ミュージシャンでもある彼女のアルバムから小説を、という従来の方向とは逆の試みです。タイトルから、欝屈した伊集院大介みたいなキャラをイメージしていたのですが、それがあんなお話になるとは!やられた!って感じです。ミステリばかりが収められているような印象を受けますが、さにあらず。あの「キャバレー」の別バージョン(ってか、三原じゅん子が演ってたホステスの視点からのお話)なんてのもあって、バラエティ豊かです。ただ、ちょ~っと、アクがあるかもしれないですね。2003/11/08
ぷるぷる
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全然面白くなかった。やはり短編はよくない。 2003/12/19
紫とサボテン
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予備知識なしで、推理小説だと思って読んだら全然違った。あとがき読んだら、栗本さんが作った曲を小説化したのかな。時代背景も内容も全く繋がりのない短編集なのに、どの話も似てるな~と感じた。2020/01/17