内容説明
古いお城でしずかに楽しくくらしていた小さいおばけが、昼の世界をひとめ見たくてたまらなくなりました。ある日、願いがかなって昼間に目をさました小さいおばけは、さっそく見てまわろうと出かけましたが、日の光にあたったとたん、まっ白だった体がまっ黒になってしまったのです。そのうえ道にまよってしまって、さあ、たいへんです!それに昼のくらしはさわがしくて、お城に帰りたい気もちはだんだんつよくなりますが…?小さいおばけは、夜のおばけにもどれるのでしょうか?そして、もとのまっ白な体にもどれるでしょうか?ドイツを代表する児童文学作家プロイスラーが、小さいおばけの冒険を描いた楽しい物語。原書の絵をすべて収録してお届けします。小学校低・中学年から。
著者等紹介
プロイスラー,オトフリート[プロイスラー,オトフリート][Preussler,Otfried]
1923年、現在のチェコ共和国に生まれる。現代ドイツを代表する児童文学作家。第二次大戦後、旧西ドイツに移り、教員として小学校に勤めるかたわら作家として作品を発表しはじめる。1970年から児童文学の執筆に専念。1956年に初めて単行本として出版した「小さい水の精」(徳間書店)で、翌年のドイツ児童図書賞特別賞を受賞
トリップ,フランツ・ヨーゼフ[トリップ,フランツヨーゼフ][Tripp,Franz Josef]
1915~1978年。ドイツの挿絵画家。企業で広告の仕事をしながら、科学絵本などのイラストを手がけていたが、1960年にミヒャエル・エンデ作の「ジム・ボタン」シリーズ第一作目の挿絵に抜てきされ、その後児童書の挿絵で活躍した
はたさわゆうこ[ハタサワユウコ]
1992年、上智大学大学院文学部ドイツ文学科博士後期課程修了。専門はドイツ・メルヘン研究。現在、明治薬科大学等でドイツ語担当非常勤講師を務める
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感想・レビュー
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ほりん
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
はるき
ゆーかり
Yumi Ozaki