シャングリラをあとにして

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シャングリラをあとにして

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198615697
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

ある日、十一歳の女の子セシーの前に、今まで会ったことのなかったパパのお父さん…おじいちゃんが現れた。子どものころ以来会っていなかったというおじいちゃんに、なぜかパパは、冷たい態度をとる。でも、セシーはすぐにおじいちゃんが好きになった。いっしょに暮らすようになってすぐ、おじいちゃんは病気になり、昔の記憶をなくしてしまった。おじいちゃんがうわごとのように言った言葉…「シャングリラには行きたくない」とは、いったいどういう意味なのか?おじいちゃんの過去に、また、パパとのあいだに、いったい何があったのか?セシーはさまざまな手がかりをたどり、「おじいちゃんの過去」を見つけだそうとする。やがて記憶を取り戻したおじいちゃんが語り始めた、驚くような物語とは…?記憶を語り継ぎ、共有することで深まっていく親と子、祖父と孫の絆を、鮮やかに描き出した、心温まる物語。小学校中・高学年から。

著者等紹介

モーパーゴ,マイケル[モーパーゴ,マイケル][Morpurgo,Michael]
1943年イギリス生まれ。二十代のころ小学校の教師をしていたときに、本を読んであげると子どもたちが夢中になって聞き入ることに励まされ自分でも物語を書き始める。その後、夫人とともに、都会に住む子どもたちが田舎の暮らしと農業を体験できる農場を開き、今も多くの子どもたちを迎え入れている。動物が登場する作品や歴史を扱った作品を多く書き、発表した作品数は六十を超える。『ザンジバルの贈り物』(BL出版)でウィットブレット賞、『よみがえれ白いライオン』(評論社)でスマーティー賞を受賞したほか、十数カ国で作品が翻訳出版され、高く評価されている

永瀬比奈[ナガセヒナ]
1963年生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。航空会社勤務の後、夫の転勤に伴いアメリカ、テキサス州に住む。帰国後、子どものころから好きだった児童書の翻訳を志し、勉強を始める。いたばし国際絵本翻訳大賞英語部門で優秀賞、審査員特別賞を受賞。東京在住
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

62
始めから終わりまで泣きっぱなしで頭痛くなった。主人公にとっては会ったことのないおじいちゃん、パパにとっては子どもの頃以来会っておらず口にすることもないお父さんが突然現れ…という話。最後に見たのはバスの後ろの窓から手をふってくれた息子の姿という父に対して、息子はくもった窓をふいただけで手をふっていたわけではないと言う。取り戻せないすれ違いと、積み重なる時間。そういうのがそこかしこに散りばめられていて、ひたすら涙だった。最後のモーパーゴの言葉に視点をひっくり返されるようで、ここでまたとんでもなく泣いた。2023/11/09

棕櫚木庵

20
図書館本.モーパーゴ4冊目.本書の語り手は少女セシー,11歳.最初は,老人問題のような感じ.突然姿を現した祖父.父の態度が少し変.認知症が少し入った(?)老人の,家族との関係,居場所,自尊心・・・.やがて祖父の戦争中の体験が語られる(p.147ff).自分を助けてくれた若い兵士が,自分の横で死体となって横たわっている.「ぽっかり目をあけて」(p.157).そして,フランスの母と娘にかくまわれるが・・・.→2023/10/07

かもめ通信

20
正直にいうとタイトルにも装丁にもさほど惹かれはしなかったのだが、やまねこ翻訳クラブの永瀬比奈さんの訳書だと気づいて手にした本だった。けれどもこれが予想をはるかに超えた面白さで、声を大にして叫びたくなった。いやもうこれは、ロウジンスキーには必読書でしょ!! 親と子、祖父と孫という家族の絆をとりもどす再生の物語であることはいうまでもなく、いじめの問題や、介護の問題、さらには戦争の歴史までしっかりと社会に根を下ろしたストーリーは読み応え十分だった。2017/11/14

花林糖

16
(図書館本)11歳のセシーの前に、存在を知らなかった祖父が突然現れた事からはじまる物語。想像していたのとは全く違ったけれど、先が気になり一気読み。「シャングリラ」の正体にビックリ感少なかったのが残念。(購入)2015/10/11

ムーミン2号

9
「シャングリラ」とはヒルトンの『失われた地平線』に描かれた理想郷。けど、おじいちゃんは「シャングリラ(後にそれが老人介護施設とわかる)には行きたくない」と言う。それは何故か。そもそも、このおじいちゃんはある雨の日、突然セシーという11歳の女の子の家の前に現れたのだ。本当に血のつながったおじいちゃんなのか? このおじいちゃんの苦境を救い、バラけかけた家族を再び結束バンドで結わえたのは、ごくフツーの女の子であるセシーだった。後半は息もつかせぬくらいの展開であっという間にラストに持っていかれる。2021/01/01

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