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内容説明
本書は、一九七八年九月二八日における、教皇ヨハネ・パウロ一世の急死の状況と、ローマカトリック内部の高位聖職者による暗殺説を調査した物語である。
目次
第1部 聖なる嘘(バチカンの秘密の扉とポール・マルチンクス;バチカン銀行の黒い影;教皇毒殺の歴史と“変人”ヨハネ・パウロ一世 ほか)
第2部 陰謀のパズル(デビッド・ヤロップの陰謀説;パパ・ルチアーニの過去;心筋梗塞とは何か ほか)
第3部 真夜中の賊(突破口;ルチアーニの姪リナ・ペトリ;抗凝固剤 ほか)
著者等紹介
コーンウェル,ジョン[コーンウェル,ジョン][Cornwell,John]
ロンドン生まれ。ケンブリッジで教育を受ける。ロンドンの『オブザーバー』紙で、1978年から1988年まで、海外ニュース編集主任として勤務。サミュエル・テーラー・コールリッジの批判的伝記小説“Coleridge:Poet and Revolutionary”、“Spoiled Priest”、“Seven Other Demons”の著者。デボン州の農村の悲劇を扱った“Earth to Earth”(1984年)でイギリス犯罪作家協会のゴールドダガー賞受賞。王立文学者協会特別会員。現在ロンドンのジーザスカレッジ特別研究員
林陽[ハヤシヨウ]
1953年、千葉県生まれ。独協大学外国語学部英語科に学ぶ。在学中より、東洋と西洋の神秘主義思想を研究し始める。精神世界の作家、コラムニスト、翻訳家として幅広く活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
46
在位僅か33日で急死したヨハネ・パウロ1世の謎に迫るノンフィクション。著者は法王庁からの正式依頼を受けて調査を始めるが・・ 聖域内部は水戸の印籠も通じぬ魑魅魍魎の棲家。通常のノンフィクションは調査過程を整理したうえで読者に呈示されるものだが、本書は調査過程に沿って忠実に記述されている。従って忘却や思惑が入り混じり関係者の証言は大きく食い違う、まさに真相は『藪の中』状態。芥川龍之介作では7人の証言者が登場するが本作では遥かに多くの教会関係者が登場し勤勉とは言えない読者の私は混乱の極致。唯、読後感は悪くない。2011/02/22
九曜紋
7
再読本。2002年刊。1978年、即位後わずか33日で逝去したローマ教皇、ヨハネ・パウロ1世。暗殺説、謀殺説が絶えない中、バチカン内部と関係者への徹底した聞き込みと取材で真実に迫ってゆく。バチカンという聖なる場所に蠢く権力への執着と自己保身。困難に挑むジャーナリストの描く迫真のドキュメンタリー作品。これが真実なのか…。2020/08/13
こひた
4
GF3のタネにもなった「ヨハネパウロ一世暗殺説」批判検証本。著者はカトリックとはいえロンドン生まれでWW2教皇庁ナチ加担部批判本も書いてて,依頼主のローマもギリギリの客観性を目指してそう。暗殺説で当日特別早起きだったとされたマルチンスク大司教が別にいつも早起きだったという守衛の証言,各種状況の食い違いなどから心臓発作説のが現段階では自然に感じ,ハンロンの剃刀の類かなと。金融不透明,女性排除,情報非公開,超高齢任期等の時代適合問題はあれど本件とは切り離していいのでは。惜しさを感じる人が多い故の流行かねえ。2022/06/04
ハル
3
教皇ヨハネ・パウロ一世の死の謎。 その、あまりに短い在位期間の為に、暗殺なのか自然死なのかと疑惑が囁かれ続けている、迷宮のような謎に挑んだノンフィクション作品。 バチカンと云う、存在自体が謎に包まれた国の内部を、これでもかと覗き込ませてくれる。 神に仕える人が集うその場所が、実は一番愛から遠い場所なのだと、次々と語る関係者の言葉から伺えた。作者が最後にたどり着いた救いのない答えに、胸が痛む。 愛を説くペトロの後継者が『神様、私を取り去って下さい』と死を願っていたのなら、何と悲しい事だろう…2019/03/07
sasha
2
ヨハネ・パウロ1世の10年後に行われた真相調査には、やはりバチカン官僚の壁があった。それにしても、苦しみや痛みの痕跡も残さず人は死ねるものなのか。2010/11/01
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