内容説明
ようせいが、もりのおくでみつけた「おひさまのたまご」は、まるくて、おおきくてだいだいいろ。わたりどりが「これはオレンジといっておひさまとなかよしのくだものだ」とおしえてくれました。もりのなかまたちと、オレンジのジュースをのんでいると、いやしんぼのカラスがやってきて…。北欧で生まれ、世界中の人々に愛されているロングセラー絵本。
著者等紹介
ベスコフ,エルサ[Beskow,Elsa]
1874年~1953年。スウェーデン生まれの児童文学作家・絵本作家。六人の子どもを育てながら、数多くの物語・絵本を残した。その作品は、北欧だけでなく世界中で、何世代にもわたって愛されている。主な作品に『ペレのあたらしいふく』『おりこうなアニカ』(福音館書店)『どんぐりぼうやのぼうけん』(童話館出版)『しりたがりやのちいさな魚のお話』(徳間書店)など
石井登志子[イシイトシコ]
1944年生まれ。同志社大学卒業。スウェーデンのルンド大学でスウェーデン語を学ぶ。訳書に『川のほとりのおもしろ荘』(岩波書店)『筋ジストロフィーとたたかうステファン』『いたずらアントンシリーズ』(偕成社)『おりこうなアニカ』(福音館書店)『オスカルとポプラ通りのひみつ』『歌う木にさそわれて』『夕あかりの国』『よろこびの木』(徳間書店)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
絵本。表紙が可愛い▽森に住む妖精はダンスが大好き。ある日妖精は森の奥でオレンジ色の大きな丸いものを見つけた「おひさまのたまご」にちがいないと思った妖精は友達を呼びに行く。わいわいいっていると、ズアオアトリ飛んできてこれはオレンジだと教えてくれる。草の茎でジュースを飲んでいたらカラスがオレンジを持っていってしまった。悲しんだ妖精を、ツグミが温かい国へ連れて行ってくれた「もし いつか みなさんが オレンジを たべようとしたとき、かすかすしたのに あたっても、がっかりしないで」最後に種明かし▽2001年発行2025/06/12
seacalf
39
冒頭に書かれた作者ベスコフの子どもの頃の話が羨ましくてたまらない。ちょっとした波乱が起こったり不可解な感じがまるで夜に見る夢のようなストーリー。サイズ感がちぐはくなのはご愛嬌。この絵本のおかげで、今度オレンジを食べる時にかすかすしたものにあたったとしても、がっかりしないで楽しい気持ちにちょっぴりなれるはず。2019/02/27
Shoko
32
図書館本。読み聞かせ。“おひさまのたまご”を見つけた妖精。森の仲間たちに急いで知らせて、みんなで見ていると、青い鳥が飛んできて、“おひさまのたまご”の正体を教えてくれます…。早々に正体に気づいた次男坊。今度から中身スカスカのに当たっても、「しょうがないかー」と諦めがつくかもしれません(*´-`)2021/09/24
gtn
27
人は気付かないが、別世界にもドラマがある。ここに紹介されているドラマは、純朴で美しい物語。人間が加わっていないから。2023/02/27
nyanco
27
落ちている小鳥の卵を届けていた妖精は、ある日、大きなだいだいいろのまるいものを見つけました。『おひさまのたまごだ!』と思ったら… エルサ・ベスコフの世界に魅了されて続けて読んでいます。花や妖精は勿論、可愛いけれど、カエルや小鳥、リスもリアルだけどとても可愛い。オレンジ色の髪の妖精がホントにキュートで惚れちゃいます! 2010/09/06
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