よろこびの木

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784198613044
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

ぐうぜん耳にしたうつくしい言葉。それを心のよりどころにして少女は、まずしく、つらいくらしをたえていました。でも、言葉だけではみたされなくなり、やがて…。北欧の春の夜におこった、心にしみいるふしぎな物語。5歳から。

著者等紹介

リンドグレーン,アストリッド[Lindgren,Astrid]
1907年生まれ。1944年から創作を始め、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を書いてきた。「長くつ下のピッピ」シリーズ(岩波書店ほか)、「やかまし村の子どもたち」や「名探偵カッレくん」(岩波書店)のシリーズなど、世界中で愛されている数々の物語を生みだし、「子どもの本の女王」と呼ばれている。ここ数年は毎年ノーベル文学賞の候補にもなっている

オットー・S.,スヴェン[Otto S.,Svend]
1916年、コペンハーゲン生まれ。デンマークを代表する絵本作家・イラストレーター。1978年に国際アンデルセン賞画家賞を受賞。アンデルセン童話やグリム童話などに絵を寄せる仕事のほか、創作絵本も発表している。日本でも「ころころパンケーキ」(偕成社)、「みにくいあひるの子」(ほるぷ出版)、「マッチ売りの少女」(童話館出版)、「おおかみと七ひきの子やぎ」「ブレーメンの楽隊」(評論社)など多数の作品が紹介されている

石井登志子[イシイトシコ]
1944年生まれ。同志社大学卒業。スウェーデンのルンド大学でスウェーデン語を学ぶ。訳書に「おもしろ荘の子どもたち」(岩波書店)、「筋ジストロフィーとたたかうステファン」(偕成社)、「おりこうなアニカ」(福音館書店)、「オスカルとポプラ通りのひみつ」「歌う木にさそわれて」「夕あかりの国」「しりたがりやのちいさな魚のお話」(徳間書店)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

164
美しいものも楽しいこともないところで、私はどのように生きていけばいいのかわからなかった。…マーリンはみんなを優しく慰めて、安心させているのに、自分自身は生きている気がしなかった。美しいものを失ってしまったから。…パンをください。物乞いに出掛けた先で聴こえたもの。私が探していた美しいもの。…北欧の春の夜は静かに更けていった。眠れずに起き上がると、空は明るく澄んでいて、下弦の三日月が菩提樹を照らしている。そこに佇む魂は、小枝から一葉までに力を宿す。朝の光が射す頃、ナイチンゲールの晴れやかな歌声が聴こえてくる。2022/02/26

新地学@児童書病発動中

69
「わたしの菩提樹がしらべをかなで、わたしのナイチンゲールはうたう」という言葉を支えに、両親を失ったマリーンが生きていくお話。マリーンが生活することになったまずしい人たちの小屋の描写が印象的。まずしい人たちの小屋とは、年をとって、心や体が弱った人たちが生活する窮屈な小屋。最初は嫌がっていたマリーンは、そういったお年寄りたちを、元気にしようと頑張る。物語の最後で、マリーンは自分の願いをかなえるために、身を捧げる。このラストは読む人に忘れがたい印象を残す。(続く)2013/04/13

ぶんこ

49
昔のスェーデンでは、どの村にもあった「貧しい人たちの小屋」。働けなくなったお年寄りや病気の人、引き取り手のないみなしごが集められた小屋。そこに両親が病死したマリーン(8歳)がやってきました。美しい物、楽しい事もないところ。物乞いの日々で、ある美しい言葉「私の菩提樹が調べを奏で、私のナイチンゲールは歌を歌う」を聴く。言葉の持つ力、強く願えば叶う気持ち。そして他の人のために我が身を犠牲にしたマリーンの優しさ、つよさに感動しました。2020/11/15

tokotoko

46
のちに、「長くつ下のピッピ」や、私の大好きな「ロッタちゃんシリーズ」を次々と生み出されたリンドグレーンさんの初期の作品です。多くの人達が貧しかった頃のスウェーデンを、ただまっすぐに見つめて書かれた作品のように思います。表紙の女の子がマーリンです。両親とも胸の病気で亡くなり、村に一軒ずつある「まずしい人達の小屋」で暮らしていこうと、まさに入っていくところです。そこでは、どんな生活が待っていたのでしょうか?マーリンを支えてくれたものは何だったでしょうか?「喜び」を表から裏からしっかりと描ききった1冊です。2015/02/08

とよぽん

38
リンドグレーンの絵本を求め、図書館にて。スウェーデンにある「まずしい人たちの小屋」に、孤児となった少女マーリンがやって来た。美しいものがなにもない辛い生活の中、牧師館で聞こえた言葉の美しさにマーリンは慰められ、菩提樹を植えようと希望を抱く。強く願うこと、祈ること、自分の全てを懸けて・・・。とても深い物語だった。2020/04/13

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