内容説明
ぼくは、春にうまれたばかりのヤマメの子、ピンク。山奥の水のきれいな川にすんでいる。ピンクのひれが、ぼくのじまんさ。あぶない目にもあうけれど、ぼくはまいにち、げんきいっぱい!さわやかな水のなかでくりひろげられる魚や鳥や虫たちのドラマをあざやかなタッチで描きだす、自然派アーティスト村上康成のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
97
ヤマメのピンクのかわいいこと!!よく出てくるヤマセミも好き♪2015/07/03
Kawai Hideki
87
小さなヤマメの子供が、厳しい自然の中で生きるお話。虫だと思って食いついたら木の枝だったり、自分より大きな魚に横取りされたり、水の上を飛ぶカゲロウをジャンプして食べにいくシーンが印象的。主人公のヤマメよりずっと大きな魚が先に「いただき」と言ってカゲロウを食べてしまうのだが、その瞬間に、その魚はカワセミに「いただき」と言ってさらわれてしまう。まさに弱肉強食の世界。その後も、釣り師の釣り針にひっかかって絶体絶命のピンチになったりと、恐ろしいシチュエーションが続く。それでも元気に生き抜くヤマメの姿に感動。2015/03/01
たーちゃん
27
息子が「あーー!虫食べたら鳥に食べられちゃったぁ」や「釣られちゃったよー」と驚いた顔をしていました。2022/02/22
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
17
食物連鎖が学べる絵本。生きていくためには仕方がない事だけど、子供にはちょっと衝撃的なようでした。2015/01/20
退院した雨巫女。
14
そりゃ魚からみれば、人間は、化け物だ。2010/10/17