著者等紹介
こしだミカ[コシダミカ]
1962年大阪に生まれる。生き物への暖かでユーモラスな視線が立体造形などの創作活動を支えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
108
「ねぬ」って何?て思うやろ。猫と犬が仲悪いって、誰が決めた? ずっと猫になりたくて努力してきた犬。爪を研ぎ、牙を尖らせ、忍び足。ねこみたいないぬで「ねぬ」ちゅうわけや。自分の好きなように生きてきた代償で、いつも独りぼっちのねぬ。でも、からだを張って弱きを助ける優しいナイスガイ。関西弁で綴られるユーモラスでハートウォーミングな動物絵本。優しい気持ちを忘れなければ、ちょっとくらい変わっていても仲間はできる、作者のこしだミカさんはテレビの背景画や立体造形の仕事も手がけているらしい。2014年1月初版。2016/04/22
yomineko@ヴィタリにゃん
50
猫になりたい犬=「ねぬ」🐈🐈🐈🐈🐶🐶🐶🐶猫と仲良くしたいのに、仲間に入れてもらえない😿捨てられた子猫を連れて森に行ったら、先住者の「いこ」がいた。犬みたいに鼻が利く猫。初めは揉めていたが、やっぱり仲良くしようということに。森の中には赤ちゃんがいっぱい生まれました(笑)2025/04/08
ann
49
絵が強烈。"弱者に優しい"物語はいいなって。ベタな感想。2018/06/13
ひみこ@絵本とwankoが大好き♪
43
書店で見つけて衝動買い。犬になりたかった猫が大阪弁で語るお話し。読み終わるとあったかい気持ちになること間違いなし(*^^*)2016/01/03
ゆうゆうpanda
42
暫し「ねぬ」と見つめ合う。どこかでお会いしたような…そして溢れだす関西弁。あっ!『ほな、また』のこしださん!生まれた時から犬だった…「それがなんかいや」だったねぬ。生きにくさを感じる者達が辿り着いたのは森。ねぬの鏡的好敵手も颯爽と登場、アクションあり仁義ありで結末も大満足!その森は『ほな、また』の豊かな森を連想させる。線だけで書かれた蜘蛛、蟻、ナメクジ、そして何故だか帽子を被った小人。マイノリティを受け入れてくれる森は絶滅しそうな種(アリエッティ?)を守ってくれるとの暗喩だろうか。壮大なテーマも見え隠れ。2016/04/26
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