内容説明
ぼくは、『おはスタ』という朝のテレビ番組を通じてたくさんの子供たちとふれあっているけれど、彼らに「ポジティブに」ってことを伝えたいと思っている。どんなことでも前向きに積極的にトライしてほしいし、たった一度の人生なんだから楽しく明るく生きてほしい。つらいことでも悲しいことでも、楽しいことのエネルギーになるんだってことを知ってもらいたいんだ。こんなふうに考えるようになったのは、おかあさんの影響が大きい。とにかく生きることにパワフルで、ぼくはとっても尊敬している。本書には、少年時代から現在までを、ぼくがどのように生きてきたかが書かれているんだけれど、それはイコールおかあさんとぼくの関わりを書いたようなものなんだ。この中から、子供のことでいろいろと悩んでいるおかあさんたちに、なにかヒントになるようなものを発見してもらえるといいんだけど。それと、本書はぜひ子供と一緒に読んでほしい。きっと、参考になると思うんだ。じゃあ、どうかレイモンド・ジョンソンの波瀾の半生をじっくり読んでください。
目次
僕のおいたち―ぼくが今、ポジティブな考え方ができるようになったのは、親やおばあさんの影響が大きい。
生きるということ―せっかく生まれてきたんだから、命は大切にしたいよね。
コミュニケーション―いじめだって差別だって、ちゃんと受け止めてくれる人がいれば深刻なことにはならないんじゃないかな。
母親―頑張る姿をいつも見て育ってきたから、おかあさんのことはとても尊敬している。
学校・進路―とりあえずトライしてみれば?「できない」って思った時点で終っちゃうよ。
自分を信じる―人生は自分だけのオリジナル。だから、自信をもたなきゃ!
付録 レイモンド&母と子の座談会