内容説明
敗死した李自成の怨念が、百年後の子孫らを翻弄する!大迫力のサスペンス・ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
10
武侠小説かミステリーというか。天龍門北宗の掌門、田帰農が死を遂げて、彼の復讐のため因縁あるものたちの争いから始まる。謎の僧侶宝樹の乱入により彼らが導かれたのは真冬の山小屋。そこでは「雪山飛狐」に備えるため、達人たちが呼び集められようとしていた。田帰農の残した鉄箱の中身、その由来と闖王・李自成の護衛であった胡・苗・范・田の家系に続く恩讐について知らされる面々。次々と語られる話により君子面した連中の化けの皮が剥がれていく。想像の余地が残されたラスト。一巻完結ということで読みやすいが武侠小説としては薦めにくい。2016/10/24
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