内容説明
子育てに自信をなくした親に!泣かない騒がない子どもが、コミュニケーション不全症候群の始まり=これを「回復する」=「受容」と癒しの「ダッコ」育児法を。
目次
序章 サイレント・ベイビーとは?
第1章 サイレント・ベイビーはなぜできる
第2章 赤ちゃんとお母さんの生理・脳はこうなっている
第3章 問題少年はサイレント・ベイビーの成れの果て?
第4章 お母さんだけを責めるのはやめてほしい
第5章 「サイレント・ベイビー症候群」は治せる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomite
3
幼い時期よりもっと以前、お母さんが赤ちゃんを産んだ時をもっと考え直す必要があると思った。初産の時は特に。産んだだけでまだ母性は充分に育っておらず、赤ちゃんとの時間の積み重ねが母性を育てるのだと気づかされた。病院での産後のケアにも間違いがあったのかもしれない。今は変わっていることを期待する。また、産後の母と子の時間の重要性に周囲が気づいて、しっかり支えなくちゃと思った。2014/08/02
てぷてぷ
0
以前、戦争孤児が泣きつかれて、その後相手にされないと思い泣かなくなるという話を聞いたことがあった。現在でも、そういうことが起こりうるということを初めて知った。 アメリカ式強制自立育児法・・・というものが、サイレントベイビーをつくりだすらしい。サイレントベイビーが大人になって犯罪を犯すようになるとか・・・。 学生の頃、心理学の授業で聞いた、赤ちゃんや子供のころ育てやすかった子のほうが、後で苦労するというのも、似たようなことなのかもしれない。 実際は、個人差が大きいことなのかなーとも思う。2014/10/05
yomite
0
現代社会の抱える様々な問題の根本原因のひとつに、この問題が潜んでいるように感じた。小児科医の立場から、様々な記事、文献など読み解き、自らの知識を併せ踏まえて、素人にも解りやすく書かれている。また、それらの責任をただ母親だけに求めるものでなかったのも好印象だった。もっと早くにこの本と出会えばよかった。育児書を読むより前に、親になる夫婦や祖父母にこの本を読んでもらいたい。強制的に自立するような育て方をされ、それが正しいことだと信じて疑ってこなかったorz2013/03/20