内容説明
人間とはなにか。人の世はどのように運行されてゆくか。これこそ人生に処してゆくため、考えを練らなければならぬ最も大切な勘所である。この課題をおのずから会得させるべく、本書は人の意表を衝く論法を用いて、読者が思い至るよう巧みに仕向ける。
目次
1 厚黒学―なぜ「厚かましく」「腹黒く」生きるのか(厚黒学;厚黒伝習録;厚黒経;わが聖人への懐疑;心理と力学)
2 厚黒叢話―いかに「厚かましさ」「腹黒さ」を貫くか(厚黒学で国家を救え;四川の日本人教師;右も左も厚黒の世の中;西洋の聖人に異議あり;世界大戦と厚黒学;儒学は厚黒学の基礎である)