内容説明
ふゆになったら、あかちゃんがやってくる。そしたら、おねえさんになるんだ!あかちゃんがくるひをたのしみにまっていた、ソフィー。でも、あかちゃんがきてから、おとうさんもおかあさんも、いそがしくて、ソフィーのあいてをしてくれません。そのうえ、いっしょにあそべるとたのしみにまっていた、あかちゃんも、ないているばかり…。おねえさんになったばかりの子どもの不安定な気持ちと、それを大きく受けとめる父親のすがたを透明感のある水彩画でえがいた、心に残る絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けん
15
僕は弟なので、母や父を取られるという経験がありませんが、なんとなくソフィーの気持ちはわかりました。最近、お姉さんになった姪も同じようなことを思いながら成長していくのかな〜とか想像してしまいますね。まだ3歳だから、お姉さんになったってことが、あまりわからないかもしれないですけどね。お姉さんになった姪には会えていないので、今度帰省した時に会えたら、この絵本のことを思い浮かべながら遊ぼうと思います。2015/12/13
遠い日
3
赤ちゃんがやってくると知って、あんなに楽しみに待ちに待ったのに。おねえさんになったソフィーのとまどいをリアルに描く。生まれたばかりの小さな弟になじめず、両親は赤ん坊にかかりきり。その寂しさと不満をぶつけるところはなく、とうとう爆発するソフィー。それでも、おとうさんが全部を受け止めてくれたから、ソフィーは本当のおねえさんになれたのだ。家族の関係も、ひとつひとつの積み重ねがあってこそ。その始まりの物語。2014/10/29
本の虫まま
1
寝る前に繰り返し繰り返し読んでいる絵本。娘が「おねぇさんになるふぃ〜読んで!」と持ってくるのです。1つ下に冬生まれの弟がいるので、自分と重ねているのかもしれません。 これからお姉ちゃんになる子、またお姉ちゃんに読んであげたい大切な一冊です。そうでなくても、お姉ちゃんになるってこういう気持ちなんだと共感でき、娘のこと思わずギュッと抱きしめました。笑
さくら咲く
0
この冬、男の子の孫がお目見えする予定。その時二歳四ヶ月のおねえさんになる孫娘。まさに本書とピッタリのシュチュエーション。が、読んであげようか、止めておこうか?と思案中。ママの入院中の初めて訪れる試練準備にと思ったけれど返って不安をそそるかしら?? 無事に乗り切りベビちゃん帰宅後後に読んであげることにしよう。実情 次期おねえさんを預かる私の不安の方が大きいです!! 無事乗り切れるかな~2016/09/20
リオ
0
ソフィは生まれてくる弟を心待ちにしています。でも、生まれてくると両親は弟にかかりっきりで、ソフィはかまってもらえません。 そして外に飛び出し、「あかちゃんなんかいらない!もうあかちゃんなんか、どっかいっちゃえ!」と叫びます。 それを見つけたお父さんは、「ソフィの気持ち、おとうさんにはよくわかるよ。おねえさんになるってたいへんだよね。」と伝える。 最後はハッピーエンドなんだけど、お姉さんになる子供の心の中が見えるようでした。 ちょっと切なくなるとともに、娘に弟・妹ができたらどこかのタイミングで読み聞かせして2012/04/11