内容説明
わたしのおばあちゃんは、ロシアで生まれました。白い馬の引く荷馬車に乗ってアメリカへやってきたおばあちゃんは、おじいちゃんと結婚して、ニューヨークの下町でくらすようになり、そこでギャンブルをおぼえました。おばあちゃんは器用でしたし、なにより勝つのが好きでしたから、ポーカーなどでたくさんかせぐようになりました。おばあちゃんとわたしは、いつもいっしょでした。おばあちゃんは庭の木の下でいろんな話をしてくれたり、ひみつのひきだしを見せてくれたり、かけトランプもおしえてくれたけど、ほかにも、いろんなことをおしえてくれたのです…。たくましくてユニークで魅力あふれるおばあちゃんと、孫娘の心のふれあいが、しみじみと胸にしみてきます。ニューヨークタイムズ年間最優秀絵本賞、全米図書館協議会推薦優秀作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
20
読友さんのご紹介本。子ども向けの絵本にギャンブル?とドキドキ。ギャンブルと聞くと何かトラブルと直結するマイナスイメージなのですが、ちょいといかさま、口八丁でご近所さんからも戦利品を巻き上げる…結構きわどいながら何となく楽しいくだりです。わたしとおばあちゃんの心の通いあいがすてきです。そして何よりもアメリカへ移住してもなお、子どもの頃のコサック兵の恐怖から逃れられないおばあちゃんの「教訓」に胸が痛くなりました。2012/05/26
mntmt
17
おばあちゃんとの思い出。綺麗な色。2017/10/09
がる
6
ニューヨークタイムズ年間最優秀絵本賞。全米図書館協議会推薦優秀作品。 ノンフィクション作品好きです。ただ‘いかさま’かよ!と突っ込みたくなりますが(^_^;)2012/04/11
杏子
4
ギャンブル、っていうとちょっとびっくりしちゃうけど。子どもにとっては、かっこいいおばあちゃんなのかもー! 微笑ましく読みました。2012/10/21
遠い日
0
080922【読書ノート/ひとことメモ】かっこいいおばあちゃん。ギャンブルで稼ぐ。2008/09/22