両手のなかの海

個数:

両手のなかの海

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月16日 18時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198606732
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

父さんは四年前、失踪した。父さんみたいになりたくないと思ったぼくは、必死で勉強して、県内有数の高校に進学した。だけどなんだか心は虚しい。唯一の友だちだった高木も、二学期になってから学校へ来ていない。そんなある日、母さんの出張中に、大変なことが起きた…父さんが帰ってきたんだ、それもすごい格好で…黄色いドレスに赤いハイヒール、金髪にマニキュアに指輪がじゃらじゃら…!?思いがけない出来事をきっかけに、初めてお互いを理解できるようになっていく息子と父親の姿を、優しく、コミカルに描いた心あたたまる物語。10代~。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

103
4年前に失踪した父が、ド派手なおばさんになって帰ってきた!コミカルな話かと思っていたら、しっかり考えさせられる内容だった。名門校に通っていても、一流企業に就職しても、未来のことはわからない。20年前の作品だけど、性的マイノリティに対する世間の思いがそう変わったとも思えない。この父をマツコに変換したら「それもありかも」とは思うけど。最後、胸糞悪い先生に天誅を下してほしかったな。2017/05/24

☆よいこ

71
YA。ちょっと古めのLGBT本。4年前失踪した父が帰ってきた。母親は仕事で4週間の函館出張中。4年前中学受験に失敗した一海(かずみ)は、父親のような負け犬になりたくないと必死に勉強し高校は有名進学校に通っている。久々に帰ってきた父親は、いわゆる「オカマ」姿だった。以前の姿からは想像もできない父親の姿に一海は驚愕し、怒り、反発する。噂好きな友人にも振り回され、一海は勉強に身が入らなくなった。▽「わたしはわたしよ!」と達観したお父さんの生き方がまぶしい。かっこいいです。2021/05/14

ぽけっとももんが

8
装丁は児童書そのものである。背表紙の書体などはいかにもこども向け。でも主人公は大人びた高校生だし、活字も小さめだし、テーマもかなり重い。誰に読ませたいのかわからない。見るとその後改題されている。さて、失職して失踪した父親が、女性になって帰ってくる。しかも母親の長期出張中に。名門高校に通う一海の日々の鬱屈と、今よりもっと偏見の強かったであろう20世紀の、心のままに生きると決意した父親との葛藤。20年前だもんなぁ。ただ、ラストは結局うやむや。まるでメルヘンのように終わらせたのはもったいない。2016/02/19

オバマ

2
子供達にも読んでもらいたいと思って残してあったこの本。大分後回しにされましたが、やっと2人とも読んでくれたので私も20年ぶりに手に取ることに。リストラされて失踪した父親が、4年後オカマになって(オカマって最近使わないね)家に戻って来た!という話。思春期特有の大きなプレッシャーに潰されそうな一海に、"自分は自分"であることを教える父親。本はいつ読んでもいいけど、やはりその時その時で読んでおいたら人生の指針になる作品というのはあるはず。それをしないまま、ただ悶々と過ごしてしまった自分を後悔する日々。2017/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20773
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品